見出し画像

7. TOEIC S&W 受検記

 本日は、人生初のTOEIC S&Wを受検してきました。
 備忘録代わりに、そして、まだ受けた経験がない方のために現場の状況を記します。


1.受検のきっかけ

 受けてみようと思ったきっかけは、同時通訳者の関谷英里子さんの著書に紹介されていたことが第一です。
 韓国ではメジャーな試験だ、と紹介されていました。

 そしてもう一つの理由は、TOEICアワードなるものを今年は取ってみようかと思ったためです。

2.会場の状況

 特筆すべきだと感じた会場の状況について簡単に記します。

1.会場到着順に受験開始
 受付は到着順に行います。早くいけば、早く受験できるわけです。

2.受付前にまずトイレ
 受付を終えるとすぐに受験会場入りするため、受付前にトレイに行くよう勧められます。私はトイレを済ませることにしました。

3.受付済ませばすぐ試験開始
 実施事項確認の書類確認、身分証の提示、写真撮影を終えると、会場入りし、パーテーションで区切られたパソコン前に座り、試験開始です。

4.持ち物はすべてカバンに入れて足元に置く
 机の上に私物を置くことはできません。
 腕時計もカバンに入れて床の上に置くよう指示されます。
 机の上には、メモ代わりに使える実施事項確認の書類(裏面)と会場で貸与されるボールペンのみ置くことができます。
 このメモ可能の件については、ネット上の記事もしくは書籍でも見たことがなかったので驚きでした。


5.普段使っているキーボードとの仕様が違うためdelキーやバックスペースキーの所在に戸惑う
 大きな支障はありません。

6.持ち時間は常にモニターに表示されている
 準備の時間を含め、すべての時間はモニターに表示されるので、安心です。

7.writing終了後、speakingの音声をすべて確認できる。
 ここでスピーキングでどれだけミスをしているか気付くこととなり、軽くショックを受けること場合もあります。
 私のように。

3.感想

 以下、受検後の感想を記します。

1.やっぱりspeakingって難しい技能ですね
 即時に適切な単語を思いつき、適切な語順に並べ替える思考回路の複雑さを思い知らされました。

2.受付順番(=受検する順番)を考慮すべきかも
 私の会場の受験者約40名の規模でした。
 私は受付開示時刻ちょうどに会場へ到着しましたが、すでに20名ほどが受付待ちでした。
 前述のとおり、受付前にトイレに行ったところ、先の方がロングラン状態だったので結果的に受付開始時刻から10分後で到着した状況と同じとなりました。
 それで、受付番号は30番。

 私が会場に入ると、会場は英語をしゃべる人の声で満たされていました。
 私が最後のwritingを解き始めた時、最初に会場を出ていく人がいたので、一番早い人と遅い人の間には30分以上の時間の差があったことになるのです。

 これが何を意味するのか。

 早い時刻に会場入りした人は、writing中に周囲からspeakingの音声がこだまし、逆に遅い時間に会場入りした人にとってはwritingのタイプ音が響く中で己の声を会場に行き届かせることとなるのです。
 耳をすっぽり覆い隠すヘッドホンをしていても聞こえるものは聞こえます。
 私は後者のタイプでしたが、言いよどみが聞かれたら嫌だなぁ、と少し気になりました。結局は「そんなのかんけーねー」と吹っ切るしかないのですが、気になる方は会場到着時刻を調節した方が良いと思います。

3.30分に300字の作文は大変!
 writing最後の問題は30分間で300字を超える文章を作成する問題ですが、300字作業は大変でした。
 英検1級はそこまで書く必要がないので、負荷の大きさを感じました。

4.あっという間に時間が過ぎる
 speaking20分、writing60分のおよそ80分の試験ですが、あっという間に時間が経過していました。L&Rの120分が過ぎる感覚と疲労度との違いは大きかったです。

5.受検会場の選択肢を多く持ちたいなら早めの申し込みを
 先着順で会場は決まっていきますので、申し込みが早ければそれだけ好きな場所で受験することができます。
 今回、私は結構遅い時期に申し込んだので、選択肢はかなり限られていました。
 一度行ってみたい会場があるので、今度受検するときは早めに申し込もうと思います。

4.さいごに

 準備不足が祟り、speakingでは不用意なミスが多く発生しました。
 目標の点数には達していないと思います。
 しかし、受検すればするほど実力と度胸が培われそうな気がしますので、近いうちに再チャレンジします。

 そして、TOEIC S&Wがアウトプット能力を測定するためには有効であることを実感できました。この試験はおススメです。