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「オーストラリアで医者に行った話」と「リッチモンド周辺」と5/7〜5/13の日記

お知らせ

2023年2月よりオーストラリア メルボルンへ移住。現在はMBA取得に向けて大学院に通いつつ、Absolute MMAというジムでグラップリング/ブラジリアン柔術の練習に励んでいます。
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今週の文章は「オーストラリアで医者に行った話」
今週の写真は「リッチモンド周辺」
です。

今週の文章「オーストラリアで医者に行った話」

海外旅行と海外移住の違いは当然そこで生活をするかどうかということで、「生活」には諸々の料金の支払いや行政手続き、そして長期間滞在することで一定確率発生するトラブルの対応が含まれる。トラブルの厄介なところはそれが発生してみないと対応を迫られないということで、もちろん事前にある程度の予測をすることはできても、その割合が増えすぎると何もできなくなってしまうのでやはりある程度の部分は実際に発生してから対応することになる。

若いうちの身体の不調はそんなトラブルのうちの一つで、歳をとるにつれてある程度織り込むことができるようにはなってきて、先日咳と喉痛がきた時は葛根湯とのど飴等々であまりひどくならないうちに乗り切ることはできたけれど、身体の不調の種類も色々なので、予想していなかったところがダメになると、相変わらずいざとなってから調べたり対応したりしないといけないことが多い。今回は朝起きたら身体がだるく肩あたりに痛みがあり、見ると大きめの出来物ができていて、Staph Infection(ブドウ球菌?)に感染したことが判明。少し様子見つつ良くなるか微妙なところだったので医者に行くことに。合わせてオーストラリアの医療制度や保険制度について調べてみたので記事に書いてみたい。

オーストラリアの医療制度

いざできものができて医者に行こうと思った時に、まず何をするかといえばどこの病院に行けばいいかを調べると思う。しかし、この場合何科いいけばいいのか?日本なら皮膚科に行くが、果たしてオーストラリアには皮膚科というものはあるのか?Google検索するにも医療制度がわかっていないと難しいものがある。

では、オーストラリアの医療制度はどのようになっているのか?オーストラリアはGP(General Practice)日本語でいうとかかりつけ医的な制度をしいており、身体に不調がある場合はまず近所のGPのところに相談しに行くことになる。これは登録制だったり住所によって行くところが決まっていたりするのかと思ったのだが、そういうわけではなくどこに行ってもいいらしい。

とりあえず予約をしようと近所にある診療所に予約を入れようとすると、まず先生を選ぶ必要がある。先生の得意分野なども紹介に書かれているのだが、全くわからないので時間が合う先生を選ぶ。

近所の診療所の予約画面

予約メニューは色々な種類があり、メンタルの不調によるカウンセリング、咳や熱があるなどと合わせて、総合的な初回診療(15分)と(30分)がある。料金は15分で100AUD(1万円弱)、30分だと150AUD(1.5万円弱)、時間があうからと選んだ先生は30分からしか予約を受け付けておらず、そういうこともあるのかと思いながら別の先生を予約した。

実際の診察と保険の申請

実際の診察の流れは日本と変わらず、受付を済ませて待っていると先生に呼ばれて診察を受ける。薬が出る場合は処方箋をもらってお会計をして終了。薬は薬局に行ってもらわないといけない。

オーストラリアの保険は日本の健康保険と違い、後払いが前提となる。つまり、一度全額を支払ってから保険の申請を行いお金を返してもらう(厳密には別の組織からお金を送ってもらうので返金ではないが)。調べていると病院によってはツケのような形で、返金を待ってから支払うような形をとってくれるようではあるので、お金がない人はこの形式で診察をしてくれる医者に行く必要があるのだと思う。
日本の国民健康保険に該当する保険としてはMedicareというのがあり、この保険証を持っていると病院側で返金の手続きをしてくれるのだが、留学生などの外国人はこの保険に入れないため自分で申請をする必要がある(ちなみに留学生はビザの取得にあたって保険への加入が義務付けられている)。自分はMedibankという保険に加入しているため、保険のサイトに行って会員登録(有効化手続き)を行い、マイページから領収書をアップロードして申請をした。申請にあたっては商品番号と先生の名前の登録と領収書の画像のアップロードが必要で、領収書に記載はされているが少しわかりずらかった。返金には銀行口座の登録が必要で、申請のボタンをおした瞬間に返金されたので審査などは特になかったと思われる(またはAIなどで画像認識している可能性はある)。返金された金額は30ドルくらい。

領収書の画像
もらった抗生物質。診察は高いが薬は7ドル(700円程度)だった。

思ったこと/まとめ

予約から保険の申請まで通してわかったのは、オーストラリアのGPはおそらく個人事業主的な扱いで、診察所を間借りして診察しているような形なのだということ。予約の可否や扱う内容(新規の診察を受け付けるかどうか、受け付ける場合は何分の相談を受け付けるかなど)は医者の判断に任されており、保険の申請も領収書も診察所の名前は全く出てこず医者の名前だけで行う。日本の場合は医療費控除なども医者ではなく病院単位で行うので、このあたりは違いがあるなと思った。

医者の予約と診察、薬の購入などはところどころ迷いつつ問題なく進めることができたが、保険の申請は少しトリッキーだったしそもそもやろうと思わなければお金が返ってこなかった。日本の保険の仕組みの優秀さを感じた。

今週の写真「リッチモンド周辺」

今週の写真はリッチモンド周辺で撮った写真です!
リッチモンドはサウスヤラからヤラ川を挟んで対岸にある、メルボルンの北部と南部のちょうど真ん中に位置すると言われている街です。メルボルンに来る時の飛行機の中で隣になったおっちゃんからリッチモンドはメルボルンでいうところの六本木みたいな街だよと言われていたので、高層ビルが立ち並ぶゲットーみたいなところを想像していたのですが(メルボルンにそんな場所はない)、週末にみんなが飲みに出かける場所だよという意味だったようで他と変わらないのんびりした街です。先日の記事で紹介したフットボールの球場の10万人収容のスタジアムがある街なので、おそらくみんなが飲みに出るというのはそういう地の利もあるのだと思われます。

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