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「世界ホームレス統計事情」と「駅と電車と駅の人々_その1」と4/16〜4/22の日記

お知らせ

2023年2月よりオーストラリア メルボルンへ移住。現在はMBA取得に向けて大学院に通いつつ、Absolute MMAというジムでグラップリング/ブラジリアン柔術の練習に励んでいます。
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今週の文章は「世界ホームレス統計事情」
今週の写真は「駅と電車と駅の人々_その1」
です。

今週の文章「世界ホームレス統計事情」

先日の日記で、メルボルンではホームレスの人は体感としてあまり多く感じられず、散歩している感じでは新宿と同じくらいにも思えるということを書いた。

ところが、先日Global Leadership Experienceのプログラムの一環でホームレス問題に取り組む市民団体を訪問した人から、メルボルンにはホームレスの人が推計80,000人いると言われているという情報を聞き衝撃を受け、自分の不見識さに恥ずかしくなった。人数で言われてもピンとこないかもしれないけど、プロ野球の試合の観客は大体2〜3万人なので、球場が2〜3回満席になるくらいの人数がいるということになる。日本にいるときのイベントの仕事で人が20,000〜30,000人集まるとどれくらい大変なことになるかを肌で感じていたが、80,000人となるともうどうすればいいかわからない。

世界の国/都市のホームレス人口

では、世界の都市にはどれくらいホームレスの人がいるのだろうか?と気になって、ざっくり調べてみた。国別の人口ではナイジェリアが抜きん出て1位になっている。他の記事ではフィリピンのマニラが1位、そして2位がニューヨークというものもあった。

こうしてみると、記事や情報源によって人数や順番はバラバラで、先の80,000という数字もおそらく何種類かの推計のうちの多いものなのだと思う。オーストラリアの国としての推計では2016年は16万人、2023年は10万人となっている。コロナ禍を経て数万人減少しており、物価の上昇などの影響を受けつつもこの結果は興味深い。仮にこの10万人を採用しオーストラリアの都市の人口比率で割り戻すと、メルボルンのホームレス人口は推計2,3万人ということになる。これでもとんでもなく多いと思うが、8万人よりはまだ納得しやすい。

日本のホームレス人口

日経ビジネスの記事によると、厚生労働省の調査で日本のホームレス人口は減り続けており、2021年は4000人弱。国連などの統計においてもこの数字が利用されている。

日本の人口比、街を歩いている印象、そして他の国の統計との比較で考えるとこの人数は少なすぎるようにも思えるが、どうなのだろう?20年で劇的に減り続けているというのもなんとも言えない。日本にいた時にこうした問題にいかに自分が無関心だったかがよくわかる。

ちなみに、日本の首都圏の人口は4300万人で、メルボルンの人口は450万人なので、東京近郊にはメルボルンのおよそ10倍の人が住んでいることになる。昼間の人口はもっと多いかもしれない。東京都の調査によると東京都内の推計は770人。都市間の比較で言っても印象よりだいぶ少なく感じる。

ただ、実際にこれだけ人口比で人数が少なく、かつ減少を続けているというのであればその対策に学べるところはかなり多いはずなので、このあたりはもう少し調べてみたいと思う。

ホームレスは自己責任なのか

自己責任に関する議論はたくさんあるのでここであまり深く取り上げることはしないが、メルボルンのホームレス問題として聞いた話で印象的だったのは、老年の女性の方が増えているということだった。これはどういうことかというと、数十年前に特に仕事をすることなく家庭に入り(例えば移民の人で文化的にそういうルートが一般的である、などの理由で)、最近になってなんらかの事情で離婚または夫と死別するなどして、経験がないため仕事に就くこともできずそのまま家を失ってしまうと言うものだった。これは日本でも起こり得ることだし、年齢の他にも働くことができない/できなくなる理由は様々考えられる。このような人をどのようにサポートしていくかということは社会で考えていかなければいけない問題なのだと思う。

まとめ(今後に向けて)

まとまりのない文章なのでまとめも何もないのだが、ホームレスはオーストラリアでも世界でも本当に大変な問題だと思う。明日は我が身ということだけでなく、人それぞれの事情でそのような環境に身を置かざるを得なくなっているということを理解することがまずは大切なのだと思う。これから先も考えていきたい、いかなければいけない問題だと思う。

今週の写真「駅と電車と駅の人々_その1」

今週の写真は駅と電車と駅の人々の写真です!メルボルンの駅はどれもこじんまりしていて、一番大きなターミナル駅であるサザンクロス駅(長距離バスや長距離電車、空港バスなどが集まってる)でも、せいぜい大阪駅(梅田を除く)くらいのサイズで、しかも人の数は比べものにならないくらい少ないです(それでもたまに出かけて行くと人の多さにびっくりするくらい他の場所はもっと人が少ない)。

電車はアメリカやヨーロッパに比べるとすごく綺麗で、ロンドンのように食べかけのリンゴが落ちてることもないし、ニューヨークのように電車が一面グラフィティで包まれていることもなく、ロサンゼルスのように電気が急に暗くなってびっくりすることもないです。電車は混んでるって聞いてたけど、コロナの影響でそうでもないのか、または日本に比べればどこでも混んでないのかわからないけど、混んでると感じたことはまだなくて快適です。

駅には当然色々な人がいるので、なんとなくそういう人たちの写真を撮るのも楽しいです。いいカメラで写真を撮っているとなんでもそれなりにそれっぽくなるので楽しい。もっといい写真とれるようになりたいなと思います。

あと、これまで特に写真のテーマに回数は入れてなかったのですが、何回も載せるテーマも出てくると思うので日常のスナップ写真には回数を入れていくことにしてみました!

すごい楽しそうに話してたおっちゃん二人組
Flinders Street
このボタンを押さないと扉は開かない。
初めての時後ろの人が舌打ちしながら開けてくれた。
ボタンバージョンだけでなく引き戸バージョンもある。
これも初めての時後ろの人が気だるそうに開けてくれた。

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