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「イギリス連邦競技大会の中止」と「ウィンザー」と7/23〜7/29の日記

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2023年2月よりオーストラリア メルボルンへ移住。現在はMBA取得に向けて大学院に通いつつ、Absolute MMAというジムでグラップリング/ブラジリアン柔術の練習に励んでいます。
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今週の文章は「イギリス連邦競技大会の中止」
今週の写真は「ウィンザー」
です。

今週の文章「イギリス連邦競技大会の中止」

今週は昨今の日本の話題(と思われるもの)にとって参考になるオーストラリアの時事ネタを紹介します。

日本ではあまり馴染みがないが、イギリス連邦に属している国(イギリス(イングランド、ウェールズ、スコットランド、北アイルランド)、カナダ、オーストラリア、南アフリカなど52ヵ国)が参加するスポーツの国際大会、コモンウェルスゲームズというスポーツ大会がある。開催競技はオリンピック競技に加えラグビーなどが追加されている。オリンピック同様4年に1度持ち回りで開催国を決めており、次回の開催は2026年にメルボルンがあるオーストラリアのビクトリア州で予定されていた。

ビクトリア州の当初の予定ではメルボルンではなく郊外での開催を検討しており、選手村として安価な住宅を建設(メルボルンは家賃が上がりまくっていて問題になっている)、競技場となるスタジアムなども新しく建設することになっていた。しかし、先日開催に関わる費用が当初予定の26億豪ドルから70億豪ドルまで跳ね上がったことを受けて、州知事が主導して急遽誘致を中止、その決定が急転直下だったこともあり大きなニュースになっている。

大型イベントのあり方の変化

日本でも昨年のオリンピックや大阪の万博など、大型イベントの誘致とそれに伴う公共事業の費用が当初予定の数倍に膨れ上がり大きな問題になっている。大型イベントのあり方は確実にここ数年で大きく変わってきている。オリンピック関連の贈賄もうやむやなままだし、ワールドカップにおいてはカタールの外国人労働者の処遇が大きな問題になった。世の中のパラダイムはどんどんものを作って消費していく考え方から、再利用再活用そしてサステナブルなあり方に変わってきており、その後利用されるかが不透明な大型施設をじゃんじゃん建設することはもう時代遅れになっていると言っていい。全て中止するのが正しいと断言するわけではないし、中止するにしてもできるタイミングとできないタイミングはあると思うが、開催を決めたらあとはやりたい放題という状況は健全でないと思う。

日本において予算が膨れ上がるのは代理店による入札とそこからの委託、再委託そして度重なる中抜き、そして原材料費と人件費の高騰などが大きな理由だと思う。オーストラリアは公共事業が盛んであちこちで大掛かりな工事が実施されている一方、Social Procurementという考え方も進んでおり、要は発注を通じて社会に購買力を還元していく(そして還元できる発注先を選んで発注する)仕組みも構築が進んでいる。日本にこのような仕組みはあるのだろうか?

日本、オーストラリア双方の状況について詳しいわけではないのであまり踏み込んだことはまだ言えないが、似た状況と対照的な行動が今後の参考になりそうだったのでメモ的に残しておく。

今週の写真「ウィンザー」

今週の写真はウィンザー周辺の写真です!ウィンザーはサウスヤラからチャペルストリートを南下してマーケットのあるプラーンからもう少し先に行ったところにある駅です。

今週は写真を撮りにいく時間がなく、ありものからのセレクションです。来週からまた頑張ります・・!

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