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「近所で銃撃事件」と「ヤラ川散歩_その1」と7/30〜8/5の日記

お知らせ


2023年2月よりオーストラリア メルボルンへ移住。現在はMBA取得に向けて大学院に通いつつ、Absolute MMAというジムでグラップリング/ブラジリアン柔術の練習に励んでいます。
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今週の文章は「近所で銃撃事件」
今週の写真は「ヤラ川散歩_その1」
です。

今週の文章「近所で銃撃事件」

先週金曜の夜、部屋で学校の課題を進めていたら外から爆竹のような激しい音が10回ほど響いてきた。金曜夜だし本当に爆竹かもしれないけど、あまりにも大きい音だからもしかして銃声なんじゃないか?と思ってネットニュースやTwitterを確認したけど何も反応なくて、その日はそのまま寝てしまった。次の日になってシェアハウスのWhat's Appグループで昨日のあれ銃声だったよね?みたいな話題が持ち上がり、調べるとしっかりニュースになっていた。

https://www.news.com.au/national/victoria/news/man-dead-after-fatal-shooting-in-busy-nightlife-area/news-story/cb15abf326899462916a537ca5a5da7a

事件はバイカーギャングの構成員を狙い撃ちにしたもので、数日たった現在でもまだ犯人は捕まっていない。今週はこの事件を受けて考えたことを色々と書いてみようと思う。

オーストラリアにおける銃を使った犯罪と治安について

オーストラリアでは銃の所持は基本的には違法である。違法となった経緯としては1996年にタスマニア島で民間人を巻き込んだ銃乱射事件があり、その後速やかに銃に関する規制が強化されて実質的に民間での所有は禁止になったらしい。(参考:オーストラリアの銃規制の現状『国際派会計士の独り言』第25回

一方で日本などと比べると最近まで銃が合法ではあったわけで、探して手にいれる難易度は日本より低いのではないかと想像される。実際銃を使った犯罪はないわけではなく、自分の住んでいる地域でも調べたら最近だと5年ほど前に1件似たような事件があった。ただ、逆に言うと地域ごとに見れば5年に1度くらいの頻度のものであり、またどちらもギャングの構成員同士の争いが発端になっているようであり一般人が巻き込まれるような事件にはなっていない。

よく花粉症などのアレルギーをさして「コップに水を注いでいくのと同じ」という表現をする。コップに水がおさまっている限りは表面には何も問題は起こらないが、一度水が溢れてしまうととめどなく水が溢れ続けてしまうと言うものだ。治安というのも、現実的に起こる犯罪などの件数は別として、普段歩き回る際にどう感じるかが大事で、実際にトラブルに遭遇する可能性が多少高かったとしても、普段その危険性を感じることなく過ごすことができれば治安は良いと考えて生活においては差し支えない。そういう意味では治安というものもコップの水と同じようなものだ。オーストラリアの治安は日本に比べたら、色々な数字を細かく比べたら、悪いのだろうとは思うが、日本と同様コップの水が溢れていない世界的に見たら数少ない国で、銃で撃たれたりカバンがすぐになくなったりポケットの中身がなくなったり道端で危険な目に遭ったりということを日常的に心配しながら歩く必要がない。今回少し身近なところで事件は起こったが、それでもやはり毎日道を歩く際に心配になるほどのものではなく、やはりオーストラリアの治安は体感としては日本とあまり変わらないと思っていいのだと思う。

昨年アメリカを旅行したとき、ロサンゼルスで夜10th Planetの練習を終えて暗い夜道を歩いて帰った時には頭を銃や犯罪のことがよぎって、歩きも早足になった。先に書いた体感としての治安をよくするにはやっぱり銃がしっかり規制されていることは大事だと思う。少なくとも自分は留学先にアメリカを選ばなかった理由には銃に関する事件に対する恐怖感はあったし、メルボルンに来てから安心して夜道を散歩できる環境に改めてそれは正解だったなと思った。

オーストラリアの銃規制に関してはこの記事も詳しかったです

オーストラリアの非合法組織

今回の事件はバイカーギャングの抗争の一端と言われていて、バイカーギャングは要はバイクを乗り回す日本でいうところの暴走族のイメージで名前からすると若者の集団に思われるが、今回亡くなった人は53歳で若者とくくるには無理がある。どうやら日本でいうところの半グレ集団のように若者の集団が発展して地下組織化している例があるようで、ただ一方で日本の暴力団のように組織犯罪を営んでいる集団(マフィア)というよりはギャングというイメージの方が近そう。あまりまとまってはいないけど下記のサイトに色々書いてあった。

まとめ

渡豪して半年で初めて日本より治安が悪いことを実感する事件が起きたが、逆にいうと半年は何もなかったということでもあって、やはりオーストラリアは過ごしやすい国なんだろうと思う。とはいえ、物理的に銃が存在することも実感することにはなったので、くれぐれも危ないところに調子に乗って首を突っ込むようなことはしないよう肝に銘じようと思った。

今週の写真「ヤラ川散歩_その1」

今週の写真はメルボルンを南北に分断するヤラ川の写真です。自分の住んでいるところから少し北に向かったところを流れており、毎日ボート部の人たちが一生懸命カヌーを漕いでいる光景を見ることができます。河川敷は林道のようになっていて、散歩すると時間が瞬く間に過ぎる上にめちゃくちゃ気持ちいいです!

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