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映画『ノスタルジア』

フィルム(光)と音の映画
イタリアで死んだ音楽家の足跡を辿るロシアの詩人、故郷の幻影とイタリアで起こる出来事に翻弄される。

タルコフスキー映画は美しい。ロシアの荒涼とした大地、農夫の家、ダーチャなど、ロシア人にしか描けない画と異邦人から見たイタリアを見せてくれる。

加えて この映画は、「イタリアに彷徨うロシア人が聞こえる音の全て」を、聞かせてくれる「音響映画」でもある。水、未知の言語、炎の音、靴音…全てが感情を伴って響く。

思わずカメラを見る

ラストの詩人の歩行シーン、戸惑い、監督(カメラ)を見る目、炎と水…ただただ見るしかないシーン

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