KNG1983

畏れながら生きているアスペ会社員。できるだけ短い文で、ややこしく書いています。

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最近の記事

映画 『ヴィレッジ』

中二病の脚本…でも オーガニックな生き方をする村。村の周囲には出ようとする者を襲う化け物が現れ、人々を恐怖に陥れる。そんななか、主人公の恋する男性が重症を負い、彼を助けるために村を出て薬を求める。 「え?」という感じしか残らなかった脚本。シャマラン監督は、「どうやってプロデューサーたちを説得して資金を出しているのか?」を、知りたくなってきた。 確かに広大なアメリカに存在するかもしれない村だが、なんとなくラストに向けて無理矢理な繋ぎが観てるほうの心の安定を乱す。それでも個々

    • 映画 『死刑にいたる病』

      後出しジャンケン大会に勝つ! Fランクの大学に通う学生が、獄中の連続殺人犯から事件の再捜査を依頼される。そので明かされる驚愕の新事実とは? 普遍の阿部サダヲ節を活かした作品。匂わせに匂わせた挙句にさらに、匂わせてのひっくり返しのオセロ展開に驚愕するしかない。 どれもこれも…阿部サダヲを語り口調がいけないのだ。住まいの洗剤のCMも、殺人の告白も同じ口調で話す巧みさ。この巧みさに乗っかって映画にすれば、なんでもできるやん?って思ってしまう。 でも中山美穂もはっきりせいよ!最

      • 4/26 「脱力タイムズ」の見取り図 盛山の回。本当に神回だと思った。以前の「遺したい名言」の回といい、脱力タイムズで盛山晋太郎は活き活きしてる。ラビット!でも、何気にトロンボーンを置いてて欲しい。お笑い史に残る名作!

        • 映画 『RONIN』

          細部に宿る監督の魂 5人の工作員が集められ、報酬と引き換えに謎のケースを強奪するように依頼される。やっと思いで強奪したのも束の間、裏切り者がケースを持って逃げる。 ショーン・ビーンの扱いに涙を禁じ得ない…イキり立ったウソ男で前半で消えるなんて!ああ酷すぎる。 この映画のカーチェイス、CG無しでカット割りも細かく、観てるほうが「ここ!」って所をちゃんと見せてくれる親切さ。あと所作の細さ、俳優たちの動きもきちんと見せて親切。傑作だと思うんだけど、『RONIN』(経験はないけど

        映画 『ヴィレッジ』

        • 映画 『死刑にいたる病』

        • 4/26 「脱力タイムズ」の見取り図 盛山の回。本当に神回だと思った。以前の「遺したい名言」の回といい、脱力タイムズで盛山晋太郎は活き活きしてる。ラビット!でも、何気にトロンボーンを置いてて欲しい。お笑い史に残る名作!

        • 映画 『RONIN』

          映画 『バービー』

          民主主義の本質は、多数決による独裁 マテル社の人形バービーが、人形の世界(バービーランド)から人間社会にやってきた。そのことにより、バービーランドは大混乱 長いコントのような映画、大ヒットするのも分かる。家族連れには、最適な映画のひとつだと思う。 バービー世界の住民にしては、比較的若くない俳優たちが起用されてる。ティーン映画で「ほろ苦青春モノ」という選択もあっただろうが、それを選択しなかったのも良かったかも。 それでも選挙による民主化にしては、ルール違反的なところもあり

          映画 『バービー』

          たぶん「広告代理店の新聞離れ」を防ぐために、新聞広告の審査員をすることになった。広告代理店勤務と言っても、デザインには興味無いし、営業畑の人でもない。謎の人選

          たぶん「広告代理店の新聞離れ」を防ぐために、新聞広告の審査員をすることになった。広告代理店勤務と言っても、デザインには興味無いし、営業畑の人でもない。謎の人選

          私はついて行けるか? 『光る君へ』に。

          毎週脱落覚悟で視てる大河ドラマ 別に日曜の夜にやることないから視てるけれども、何度も脱落を覚悟しながらも視てます。大河ドラマも何回かに一度は、女性を主役にしないといけないみたいで、女性ターンだと未知の人物や伝聞に頼った脚本になるのは仕方ない。「ある程度、記録や史実に沿って欲しい」という見方をする私には、女性ターンの大河はキツイものがある。 なぜ私は脱落しないのか? それは「あまりに突拍子もない」に尽きる。紫式部が、赤十字みたいなことをしたり…。前作『どうする家康』の突如とし

          私はついて行けるか? 『光る君へ』に。

          映画 『異人たち』

          「モリアーティ俳優」に2時間を任せた! ロンドンの高層アパートに住むアダムは、実家を訪ねたとき、事故死したはずの両親に出会う。 『シャーロック』のモリアーティ教授を演じてたアンドリュー・スコット主演。色んな要素(生い立ち等)を付加されて、だいぶ肉付け厚めのキャラクターのなっていた。元の『異人たちとの夏』の予告編を観たが、風間杜夫と鶴太郎父子のほうが泣ける気がしてきた。 色んな情報を付加されて、涙を誘う別れもあるけど、やはり2時間通しは荷が重かったかなぁ…。「これがベネディ

          映画 『異人たち』

          映画 『かぞくのくに』

          リアルにある分断 北朝鮮に住む兄が、脳腫瘍の治療の為に一時的に日本の実家に帰ってくる。引き裂かれた家族、住む世界の違い、家族の葛藤を描く。監督の実話を元にした映画 治療のために帰国したのに、途中で帰国を余儀なくされる兄。帰国せねば、彼の家族に類が及ぶだろうし、これほどの悲劇が現在でも起きる事実。 在日の人たちは、こういう似たような体験を隠して生きている人も多いだろう。 淡々とした感じの井浦新が、抑圧に慣れ過ぎた「別人」を演じていて悲しい。

          映画 『かぞくのくに』

          AIのおかけで、「企画たたきレベル」の動画(音楽)やアートや模式図は、体感で5倍くらい速く出来るようになった。でもAIが仕事を楽にするか?って言われると違う気がする。AIの速度にフィジカルとメンタルがついていけるか?って問題が発生している。

          AIのおかけで、「企画たたきレベル」の動画(音楽)やアートや模式図は、体感で5倍くらい速く出来るようになった。でもAIが仕事を楽にするか?って言われると違う気がする。AIの速度にフィジカルとメンタルがついていけるか?って問題が発生している。

          元は人間だぞ(心霊噺)

          心霊話します。 たまに霊能者とか言う人が、「悪霊退散」みたいな事を言う。おまじないだったり、叫んだり、霊能者がやれば有効だと言い張る。 彼等はその術を使って色々とアドバイスするけど、決定的に欠けてる視点は「元は人間」という視点。冷静に何について迷っているのか?という話を聞くか、怒鳴りつけるれば解決すると思う。お経や梵字を見ても分からないだろうし。 ここで迷っている霊は、「見たいものしか見てない」という状態に陥っているから、先ずは見たくないものと、亡くなってからの時間の経過

          元は人間だぞ(心霊噺)

          映画 『生きる LIVING』

          お通夜という文化を考えた ロンドンの役所勤めの超堅物役人のウィリアムさんが、余命宣告されてから、児童公園のために動く。 ウチの父も公務員だったが、この映画と『生きる』のように、お通夜で語られる事が多すぎて、それとタブった。余命宣告は無かったけど、退官間近になってアクティブになったのは同じ感じだ。 志村喬:公開時の年齢 47歳 ビル・ナイ:公開時の年齢 72歳 人間は、老化(見かけの)にも勝利を収めつつある。ビル・ナイより、志村喬の方が枯れてるもん。 ※映画館で観ようと

          映画 『生きる LIVING』

          映画『四月の魚』

          唯一無二の人 過去に名作を作って以来スランプ中の映画監督の根本。ある日旧友の南の島の酋長が来日する…儀礼として妻を差し出すことになるが!大騒動のコメディ 本日(訃報:2023年1月15日)亡くなったymoの高橋幸宏さんの唯一の主演映画…基本はコメディ体質みたいで、いろいろと仕草が可笑しい。大林監督はソコを見抜いての起用と思う。天国でまた何か企んで、現世に戻ってほしい。料理部分はスタントシェフを起用、手の甲の血管の有無で分かる。(何故か血管が出てるのが高橋さん) テーマ曲『

          映画『四月の魚』

          よくある話

          六平直政さんの息子さんの詐欺事件。「フェス詐欺」は、最近流行りの手口みたいな感じ。騙されない為には、企画書に名前の上がってる組織に直接聞くのが有効だが、外国の場合は辿って行った先が「完全に架空」の場合もある。 ただこういう架空興行師が、ウソを取り繕ううちに本物の演者と接触して、本当に実現する場合もある。一度だけ傍から見てた事があったが、上手くいく時は神の配置のように上手くいく。 「あの話、演者が乗ってきて…どうすればいいのですか?」 この稀な成功があるので、騙される

          よくある話

          話します。こういう時は緊張しない、コンパとか初対面の1対1はキツイ。

          話します。こういう時は緊張しない、コンパとか初対面の1対1はキツイ。

          映画 『PATHAAN』

          熱すぎるスパイ映画 人類滅亡するくらい危険な兵器を、美人パキスタン諜報員とロシアから奪うインド諜報員パターン。そっからまた悪の諜報員に奪われて…ハラハラドキドキの大作! いちいちカッコイイ!CGによる加工を最も使いこなせてるのは、インド映画かもしれない。「RRR」とは違って、スパイ映画のフォーマットに載せているので「?」というのが無いので安心。ロケ地も豪華すぎ! パキスタンとインドの関係…国同士は仲悪いのに、個人間では分かり合える余地があるのは意外だった。 主演が岡田准

          映画 『PATHAAN』