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社会生活ビギナー、どっちを選ぶ?職場の大小。。。🏢

社会生活ビギナー規模が大きい職場に入ってみたケース、経験、感想、を書いてみました。就職というより就社ですね。

(起業にあこがれますが、
 企業に所属、が多勢かな、と)

規模「大」は、仮に、法が定めている中小企業の範囲を超えている規模(資本金や従業員数)。

規模 大、小、それぞれ、入る身にとって、よいところがあると思います。

大小についての勝手なイメージは、

  人数多い(アタリマエ?)
    勤務地が広範囲
    異動や転勤あり
    新卒の入社式など最初から行事
    同期入社が複数名いる
    紙やデータでマニュアルなどの
    情報資産が豊富
    部署が違うと違う会社のよう?

  人数少ない
    異動、転勤の確率は下がる傾向
    新卒入社が少ない(あまりない)
    社内の各部署の精神的距離が近め

です。



ウン十年前に、社会生活ビギナーとして、規模大の職場に入りました。その経験からビギナーは職場規模大も良いかもよ、との私見。。。



《学んだこと》

「大」もいいかも、という主な理由は、学べる、教えてもらえる、という点です。

新卒から10年で(今どき10年も おんなじところに おれへんがな、との声もあるかもしれませんが、厚労省調べ新卒3年以内離職率では、大卒の場合1000人以上規模企業で離職20数%、100人から999人規模企業で離職30%前後、だそうですので、新卒10年間勤続の人の方が多いのでは、と推測)学べたことのknasada実績は、下記のようなものでした。

  ・基本動作(挨拶、電話、言葉遣い)
    今どきこれか、かもですが
    何をするにも役立つ!

  ・業界知識や社内各部署の業務知識
    集合研修、机上、実習とも
    長い期間をとってますから、
    それなりに身につく「おトク感」
    規模小だと研修期間、
    研修素材、に苦心あるのでは、
    と思います
   
  ・同期や先輩後輩との意志疎通
    話し方、対し方など

  ・パソコン扱い
    入社当時は昭和末期、
    汎用の表計算や
    文書作成ソフトは
    パソコンに入ってなくて
    パソコンメーカーの
    独自ソフトを使ってました
    個人でDOSパソコン買った時は
    社内の電子関連の部署の人が
    いろいろ教えてくれたり、で、
    いろんな部署の人と
    知り合える良さを享受

  ・書類のつくりかた
    例の、A3でまとめるだの、
    プロジェクターで説明するだの、
    というやつです
    入社時は青焼き原紙として
    薄手の罫線紙に手書き!
    鉛筆、消しゴム、字消し板、
    定規、テンプレート、など、
    必需品を持ち歩く日々(笑)



    手書きからワープロに代わり、
    スライドづくりは
    印刷した紙から透明フィルムへの
    コピーに変わり、
    A3用紙万能とは思いませんが、
    わかってもらいやすいストーリー
    づくりとか、
    時間限られる場合の強調どころ
    とか、違う場面で役立ったこと
    多数です

  ・人前での発表のしかた
    その後、プレゼンテーションと
    言われるようになったやつです
    発表資料としゃべりの組合せ方や
    持ち時間厳守で話すクセづけ
    こういうのが以外と役に立つことが
    後にわかってきて驚きました

  ・同期との情報交換の方法
    同期が複数名だと、お互い、何でも
    聞き合えます
    人間関係でマイナスに作用する
    懸念もあるかもしれませんが
    幸い周囲の方々に恵まれ、
    全てプラスだったことに感謝

  ・組織の中 やりたいことのすすめかた
    先輩、上司から学べるのも
    ありますし、
    失敗と成功から学べることも
    多いです

 

 


《経験できたこと》

そして、いろいろ経験できる、という点では、規模中小、規模大、それぞれに違う良さがあるように感じます。

  部署幅の広さ
  部署間の交流度合い
  異動確率
  勤務地変更確率
  在籍期間 など、

組合せで、経験の幅や量は変わってくるように思います。

新卒から10年間で経験できたこと、いろいろ。。。

 ・人とのつながりを通じた活動
   公私ともに。。。です
   入社1年で出会ったり関わったり
   した社内の人数は、数百人くらい
   同期との研修での共同作業、
   配属部署の公私の活動、 
   社内のレクリエーションや
   サークル活動、
   社員寮の住人、
   プロジェクトでの各部署での生活、
   などなど

 ・業務での経験
   端しっこから徐々にひとり担当に、
   所属部署とプロジェクトチームで、
   生産、調達、IT、工場、物流、
   新工場開設、営業、販売

 ・日本各地や海外の様子
   仕事の相手先が全国にわたって
   いたり、
   全国各地の方との交流が始まったり、
   海外は某国とのやりとりや出張、
   研修旅行での某国、
   私生活の範囲だけでは
   足をつっこまなかった場所の様子を
   知ることができました

規模小さい会社だったら、の仮定では、例えば人とのつながりでは人数は少ないかもしれません。人数少ない分、つながりは濃くなったでしょう。

業務での経験は規模小は人数少ない分、ひとり担当となるまでの期間が短く、業務の一期間で担当できる範囲が多様かもしれません。
国内外各地の様子も、規模小だと担当範囲が広く、自分の経験は濃くなりそうです。

と、ここらの違いが、経験について、大がいいのか、小がいいのか、わからなくなるところです。


《新卒進路を考える》

無難なのは、教育研修体系が整っている規模大のところ、かなあ、やはり。。。
経験によるスキル向上には規模小のところがいいです。

自分の入社後10年計画を描いて、何をやりたいか、経験したいか、学びたいか、考えてみるのもいいかもしれません。
規模大のところで学び規模小に移って活躍、という順番もあるでしょう。


《自戒、入社者を受け入れる立場で気をつけたいこと》


新卒や若年の入社の方の受け入れでは、規模小の限定の中で、どう育っていっていただけるか、が課題です。
こころして配慮と計画、行動していきたいです。
集合研修期間短い分/機会少ない分、その後の社内外の研修の場をつくるとか、各部署交流の機会をつくるとか、部署内での知識ノウハウ伝達の場を工夫する、とか、です。
キャリア入社の方には、自社の専門知識や業界知識を覚えてもらえばいいですが、さらに、その方々が持っている知識ノウハウを社内に伝授してもらうのも有用ですし、お互いに楽しいかも、と思います。

というのも、厚労省のデータを見ていて気になるのが、99人以下の企業、大卒新入社員の離職率が高め、というところです。
新入の方々の事情や経緯、少しわかるような気がしますし、受け入れた側で、できる限りのことをやらねば、と思った次第です。

《繰り返しになりますが、私見》

厚労省データから勘繰るに、社会生活ビギナー、大→小の順での遍歴が無難なのかな?
また、自身の体感からは、学びは規模大、経験は規模小、がよいのかな?
ぼんやりとした私見、シツレイしました!