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ギャグ漫画日和と青春
私は昔、漫画を読まない子供だった。
別にそう教育された訳ではないのだが、推理小説が好きでそればかり読んでいたため、漫画にはあまり興味を持てなかったのだ。
だから、妹に面白い漫画を借りてきたので読んでみてほしいと言われた時も、あまり乗り気ではなかった。
あまりにも勧められるので仕方なく手に取ったその本のタイトルは、
『ギャグ漫画日和13巻 チンパンジーの巻』
…?
ただでさえ漫画に詳しくない
ずっと歩いていられますように
私はどうも、人間関係をリセットしてしまう癖がある。
同じ学校に通っていた頃は仲がよかったのに、卒業するとパタリと連絡を取らなくなる、というパターンを繰り返している。
大学生になった今、高校の友達とはいつかご飯に行こうね、と言ったまま何年も会っていないし、
小中学校の友達にいたってはもう連絡先すら知らない。
当時はケータイを持っていなかったので仲の良い友達だけ母のガラケーにメールアドレスを入れても
おじいちゃんとサティと
その日は、突然やってくる。
本当に何の前触れもなく、現実に伏線なんてものはなく、人生は突然終わることがある。
だから、自分が突然その日を迎えたとして
その時にできれば走馬灯として出てきてほしい思い出を
何もかも忘れてしまう前に書き残しておこうと思う。
おじいちゃん私のおじいちゃんは、とても寡黙な人だった。
おばあちゃんはそれはそれはうるさい生粋の大阪人で、
いつもどんな時も止まることなく喋り続