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「摂取カロリーが少ないまま筋トレをしていいか」に管理栄養士トレーナーが答えました
こんにちは。管理栄養士×パーソナルトレーナーの木村圭吾です。
8月になると体がバテていつものように食事ができません。筋トレを続けたいのですが、摂取カロリーが普段より少ないまま筋トレを行っても問題ないでしょうか。
気をつける点あればご教示お願いいたします。
食欲不振が起こる要因は、病気、睡眠不足、過度な飲酒、運動不足などがありますが、疲労も大きく影響しています。
8月…個人的には嫌いではないですが、暑さによって体力が奪われる季節ですね…。
摂取カロリーが少ないまま筋トレするとどんなことが体に起こるのか、また夏バテに必要な栄養素とはなんなのかお話ししていきます。
1.答え
食べずに筋トレをすると「筋肉を分解しながら、筋肉を作ろうとしている状態」になってしまうので、少しでもいいので食べるようにしましょう。
トレーニングをするためにはエネルギーが必要です。通常であれば食事から摂取した糖質がグリコーゲンとして筋肉や肝臓に保存され運動時に使用されます。
グリコーゲンが少なくなってきたらグリコーゲンになる前のグルコースが血液中に存在しているのでそれが使われるようになります。
しかし食事が不十分でグリコーゲンが足りないと、すぐに貯蔵エネルギーが尽きてしまいます。血液中のグルコースも使いすぎると低血糖になってしまうので、体はどうにかして糖を生み出そうとします。
このとき材料になるのが筋肉です。
簡単に言うと「食事が足りていないと筋トレで筋肉が分解される」ということで、「筋肉を分解しながら筋肉を作ろうとしている状態」になってしまうのです。
これではプラスとマイナスが同時に起きているので筋トレの効果もなかなか出にくいでしょう。
2.対策するためには
一番はやはり食べることなのですが、夏バテではそれも難しいでしょう。
そこで、夏バテでもできる対策を紹介していきたいと思います。
筋トレ前に食べやすいものを食べるのはオススメです。
例えば、筋トレの30分まえにバナナやゼリーなどを摂取するだけでもトレーニングによって筋肉が失われるのを軽減することができるでしょう。
また、普段から栄養状態を良くしておくのも大切なことです。
いくら頑張ってエネルギーになる糖質を摂取したとしてもビタミンB1が不足していると糖質をエネルギーに変換することができません。
クエン酸も疲労を回復するためにはオススメです。
筋トレをすると乳酸が生成されますが、クエン酸は乳酸をエネルギーに変える手助けをしてくれるからです。
比較的安価で手に入りやすいので試してみる価値はあると思います。
3.まとめ
夏バテでも筋トレをするなら
・少しでもいいのでエネルギーになるものを口にする
・ビタミンB1やクエン酸が疲労の軽減には必要
・胃腸を刺激する
夏バテには休息も大切な要素なので、睡眠のクオリティを上げるのも一つの手ですね。
胃腸を刺激するためにはこちらの記事も参考にしてみてください。
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