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映画「荒野にて」を観て

不安を愛にかえ

かなしみを歌にかえ

さみしさを海にかえた

そして、泳ぎ続け

辿り着いた場所

この道の先に光が待っている



チャーリーの歩いた絶望のふち

この道は暗くない

暗闇じゃない

だれかの温もり

心がずっと灯りをともしてくれている

歩く本人には、小さな灯りさえうつらない

感じない

気付かない

気付けない

だけど、それでも歩き続けられるのは

絶対の勇気となる希望を本人がずっと大切に持ち続けているから

この絶望のふちは

希望を光をもった者の前にしかあらわれず歩けない

希望につながる道だから

かなしみを知り

人の心のなげきも聞き

自身の波にのまれ

絶望が口に入った者にしか

この道は歩けない


チャーリーがゆっくり開いた手の中には

宝物がいっぱいだった

【目に見える】宝物

この宝物を、あの日、映画館にいた人

どれだけの人に見えたろうか?

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