ストーリーを語れる人/聞いてくれる人

*2022/12/22作成

ぼくがたまに夕食にお呼ばれする、同じマンションに住むご夫婦とは。
先方には子供がいなくて、ぼくは両親を亡くしているので、お互いに補完関係にある、ということはあるのですが。
それを差し引いても、ぼくにとっては。
特にこのご主人と話をするのが、楽しくて楽しくて。

それは、彼がストーリーを語ってくれるし、ぼくのストーリーを聞いてくれるから・・なんですよね。

ぼくが思う「ストーリー」とは、どんな経験をして、何を学んで、どんなモノの見方をしていて、なぜそう考えるのか、これからどうしようとしているか・・など、自分のモノの見方や考え方や感性を説明すること。
自分の中にストーリーがあれば、単に事実や結果だけを伝えるのではなくて。
なぜそうなったか、なぜそう思うのかを、自分の言葉で説明できる。
それによって、聞き手はその人のことをよく理解できる。

でも、ストーリーを語るときには、その人自身が自分のことをわかってないと、そもそもしゃべれないし。
自分が他者に対して開放的で、相手のことを信頼できていることも必要。

この点、ぼくの周りに多い、いわゆるエスタブリッシュメントな世界にいる人たちは。
ぼくのイメージでは、半分くらいの人たちは、自分のストーリーを語れない。
もしくは、語らない。

その場所にいない人が今は何してる・・とかの話も情報アップデートができて有意義なんだけれども。
それだけで話が終始するようだと。
主観のない、つまらない人、つまらない人間関係だなあと、ぼくは思っちゃうんですよね〜。

で、話は変わって・・。
そのご近所さんのご主人は、経歴がとても面白い人でして。

日産で塙元社長(カルロス・ゴーンの前の社長さん)のもとで人事の仕事をした後は。
サンディエゴのアメリカ海軍学校に入って潜水士の資格を取って、日本で潜水の仕事をしたり。
その後で、出版関連の会社の株式公開に関わったり、鍼灸師(国家資格)の仕事をしてたり。
趣味ながら、園芸や不動産投資などをセミプロレベルでしてきた方で。

話のネタには尽きない上に。
自分なりの考えをしっかり持っていて。
その考えを人に向かって話すことができる人。
確かに個々の考え方は、ぼくとの違うところが多いけれども。
互いに違う考えであることをよしとして、相手の話を敬意と興味を持って聞けるところは、ぼくと似てるなあと思います。

話の中身としても、話をする/聞く態度としても。
話をして満足できる相手というのは、お互いにそう多くはいないので。
20くらいの歳の差があっても、会話が楽しいのだと思います。

この秋に決めた、ぼくがずっとやっていくことは、「ブログ的なモノ書きを通じて、ストーリーを語り合える相手を見つけること」。
・・と思ってたのですが。
ブログを書く前に1人分、達成できちゃいました。
ま、自分の想いを文章化すること自体が楽しいので、書いていくんですけどね。

これまで、さんざん、そんな話をしてきた友達は勿論。
ぼくのストーリーを読んでくれてるFB(→note)のお友達とも。
お互いにいい歳になってそれなりの経験値を積んてきたところで。
面白い話をたくさん、してみたいですね~。

ではまた。

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