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お金以外の価値について考える

最近蟹江町の魅力発信のために、LINEスタンプを作ったり、キーホルダーのプレゼント企画をしたり、イラストをショッピングモールで展示していただいたり、音楽や動画を作ったりしている。こういったことを将来的には仕事にしていきたいと思っているのだが、今のところLINEスタンプの数百円の売上にしかつながっておらず、蟹江町に通ったり、取材したりするのにかかるお金と比較すると赤字が続いている。

今回読んだ本は、クリス・アンダーソン著「FREEフリー〈無料〉からお金を生みだす新戦略」だ。

そのなかで、ミュージシャンが発売したCDについて、不正コピーなどによって、売上が落ちてしまうことについて嘆いている意見に対して、著者が解説をしているところがあった。

価値というものの指標がお金しかないということが問題だと著者はいう。今の時代、お金以外に二つの非貨幣価値が存在する。それは、評判と注目だ。

CDが海賊版や不正コピーで広まってしまって、売上がおちても、それはミュージシャンにとっては、無料のマーケティングであり、海賊版や、不正コピーのおかげでより多くの自分の曲を聴くファンが生まれる。評判や注目という価値が得られる。それらの価値は容易に金銭にも交換することができ、ライブをしたり、Tシャツやドリンクなどのグッズを売ることで収益を得るということができる。

私の場合でいえば、蟹江町の魅力発信はすぐには収益化できないが、動画を作ったり、アイデアをだして、いろいろなものを形にしていく中で、新しい出会いがあったり、チャンスをもらえたり、スキルを磨けたり、様々なメリットがあるということを再認識できた。

これらの活動をしていく中で、スキルを磨いていって、転職やココナラの仕事にもつながるかもしれないし、注目と評判、スキルの向上という価値があれば、将来的には収入につながる仕事にもなるかもしれない。

今はまず、お金のことを気にしないで、自分のやりたいこと、蟹江町の人たちを喜ばせることができることなどを考えて、行動をコツコツ積み上げていくことが大事だと思った。

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