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【教育】「動物園も水族館も絶滅?」

誰もが、国内外の動物園や水族館、植物園などに行ったことはあると思います。

でも、近い将来、食料やエネルギーと同じように、条約による規制はもちろん、外国との動物のやり取りや国内繁殖も難しくなって、国内で飼育する動物の種類や頭数が減少していくでしょう。
 
家庭で飼育する生き物や植物を動植物園で観覧する・・・という冗談にもならない時代が来ないことを願っています。
 
しかしながら、子ども達にとって大切な場所でもある日本の動物園や水族館、植物園などの今後のあり方はどうすればいいのか、偉い方々は誰も発信しません。
 
親がわが子を最初に連れて行く場所としては「動物園」が圧倒的に多いのではないでしょうか。そして、学校の遠足の定番でもあります。
 その「動物園」がなくなってしまったらと思うだけでぞっとします。が、
図鑑や動画では知ることができない五感に響く(大きさ、声、臭い、肌触り、迫力など)経験・体験が失われてしまうことは子どもによっては大変な損失です。
 
動植物園、水族館などを見に行って思うことは「入園料」が非常に安いです。「公共=税金投入」という施設が多いためか、入園料が数百円というレベルです。
 
「入園料」が希少な生き物への餌代・環境整備代と考えれば、もっと高くてもいいと思うのは動物好きな私だけなのでしょうか。
 どうしても有名なレジャー施設などと比較してしまいます。
 
おそらくどんな家庭環境にあっても、子どもが動物園に行くことができるようにという考えからでしょうが、真意はわかりません。
でも、そのために動物園がなくなってしまっては・・・。
 
ある学者が、「どこの動物園もほぼ同じ動物を少数飼育している現状をやめるべき。」と。続けて、「かつての箱もの行政のように『おらが市・町も隣と同じ動物が・・・』というような考えをやめて、同種の多頭飼育、つまり、群れで飼育した方が繁殖の確率が上がり、種の保全と継続が見込まれる。」と語っていました。
 
もし、その説が正しければ、隣接する市町村の動物園が協力して、キリンは〇〇市の動物園、ゾウは◇◇市の動物園とすれば、小旅行形態で人の流れもできて、地域活性化も図れるという人もいます。
 
子ども達のために、動物園や水族館、植物園の継続性も真剣に考える時期に来たと感じます。