甘くしない ルバーブの楽しみ方
* 思い込み
ルバーブの独特の香りと強い酸味には、砂糖を加えて
ジャムやタルト、クラフティetc 甘酸っぱく仕上げるものだと
今まで何の疑問も抱かず
料理に使っても美味しくないだろうと思い込んでいました。
いつ日本に帰れるかわからない状況になってしまい
梅干しのストックがなくなった時のことを考え
何か代わりになるものがないか検索していたら
ルバーブを塩で煮ると練り梅風の味になるという書き込みを見つけ
なるほど!と早速試してみました。
* 練り梅風 ルバーブ
1cmくらいの長さにルバーブを切り、塩をまぶして水分が出てきたら
火にかけグツグツ。
ルバーブの香りと繊維がほのかに感じられますが
見た目も味も練り梅!
おにぎりの具にしてみたら、違和感なく梅おにぎりになりました。
* イワシのルバーブ煮
梅の味になるなら!とイワシを煮てみました。
水と生姜のスライス、ルバーブを10センチ分くらいと
塩を小さじ1/2程加えて火にかけルバーブが煮崩れ始めたらイワシを投入。
ルバーブの酸味だけで仕上げようと思っていましたが
なんだか物足りず醤油を加えて結局イワシの梅煮の味に。
日本酒もワインも加えなかったのですが
イワシの鮮度がよかったのか、ルバーブの効果なのか
生臭みなく仕上がりました。
* カレーの隠し味
キーマカレーを作っていた時、トマトの量が少なかったせいか
なかなか味が決まらずどうしようかと思っていたのですが
もしかしたらタマリンドの代わりになるかも?と
1cm位にカットしたルバーブを1個ずつ
恐る恐る味を見ながら6個足していったのですが大成功!
ルバーブの香りも繊維も全く感じないほどカレーと馴染み
酸味がソースの味をひきしめてくれました。
* ルバーブの酸味は隠し味に?
ルバーブは加熱をしても酸味がまるくならないので
まだ試していないのですが、少量の砂糖か塩で煮たルバーブを
ドレッシングやソースの隠し味に使ったり、
カレーやタジン等、スパイスと酸味が必要な煮込み料理には
隠し味として効果を発揮するような気がします。
思い込みほど怖いものはないというのは
今まで何度も体験してきましたが
”試してみなければ何もわからない”
今回もまたひとつ学びました。
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