見出し画像

外資系コンサルワーママが「仕事と真逆」のことをすると育児が少し楽になった

1日の中で、ワーキングペアレンツにとって過酷な時間の二大巨頭は「朝の支度時間」と「夕方の帰宅後」ではないでしょうか。

我が家では、長女が朝食を食べるのに40分近くかかるのに困り果てていました。

この問題を解決すべく、外資系コンサルティングファームで働く私がいつも仕事でしている思考法と真逆のことをすると育児が少し楽になったことについて書きたいと思います。


外資系コンサルワーママが仕事でしていること

経営コンサルタントって一体何をしているの?と聞かれると、私は「分解してる」と答えています。

クライアント(お客様)の課題を解決するのが仕事なのですが、そのためには課題の要素を抜け漏れなく分解し、そのどこに取り組むべきかを突き止める必要があるからです。

こういうのを日々作っています〜

育児で仕事と真逆のことをやってみた

仕事中はいつも「それで本当に全部なのか!?」「分解しきったのか!?」と上司から怒鳴られたり部下を怒鳴ったりしている私ですが、ふと思い立って育児では逆のことをしてみました。
そう、「ごちゃごちゃに混ぜてみた」のです。


我が家では朝食はさっと用意できるように家族全員(大人、3歳長女、1歳次女)が同じものを食べられる固定メニューにしています。

映えのカケラもない朝食の写真を恥ずかしげもなく出してみる

食パン、卵料理(この日はスクランブルエッグ)、バナナ、牛乳。
野菜は保育園の給食に任せるとして、炭水化物とタンパク質とカルシウムを摂取させるために選んでいるメニューです。

しかし、3歳長女がこれを中々食べてくれません。

バナナと牛乳は秒でなくなる。しかし卵は残され、食パンもなくなるまで40分かかる…食パン、かぴかぴになるで…

仕事開始という明確なデッドラインがある朝の時間、ダラダラと朝食を取る娘に私のカミナリが落ちました。

そしてメニューがこう変わったのです。

フレンチトースト好きの人に怒られそうですが、我が家ではこちらを「フレンチトースト」と呼ばせていただいております(土下座)

そう、潔く、全部混ぜました。
卵と牛乳を混ぜた液にパンを浸して、焼きました。

普段は課題解決のために「分解」しまくっている私が、課題を隠す(誤魔化す)ために全力で「ごちゃごちゃに混ぜた」のです。

すると、3歳娘はパンと卵が好きな牛乳の味に紛れるおかげか、無事に15分ほどで完食してくれました。
もちろん、「卵液に食パンを一晩つけこむことでぷるっぷるの食感に…」みたいなことはせずその場で卵と牛乳を食パンにぶっかけて焼くだけなので、調理時間的にもいつも卵を焼いているのとそこまで変わらずささっと作れました。

これで味をしめた私は、「野菜(嫌い)+油揚げ(好き)+ごはん→炊き込みご飯」のように、献立にこのごちゃごちゃに混ぜる術を乱用しています。

仕事と同じやり方がうまくいくこともある

もちろん、仕事と同じように課題を分解していって、いまアプローチすべき部分を特定することで解決できることもあります。

例えば以下の記事では、「夕食時に一家団欒ができない」という課題を、「家族が共に食事を取れない」「家族が楽しく話せない」に分解しました。

分解した結果、我が家にとっては「家族が楽しく話せる」ことのほうが大切で、「家族が共に食事を取る」ことを諦めて上手くいきました。

まとめ

子供のご飯の食べ進みが悪い際に、嫌いなものに好きなものを混ぜるという必殺技を実践している方は既に多いと思います。
しかし、普段は仕事で課題の解像度を上げるためにとにかく分解している私にとっては、育児においては課題をごちゃごちゃに混ぜてぼやかすことで上手くいくこともあるのだという新たな気づきでした。

思考にはクセがあるので、私のように「分解」タイプもいればどちらかと言えば「ごちゃ混ぜ」が得意な方もいらっしゃると思います。
育児で何かに行き詰まった際には、思考のクセをとっぱらって「分解する」と「ごちゃごちゃに混ぜる」を柔軟に試してみると、解決策が見つかりやすくなるかもしれません。


この記事が参加している募集

家事の工夫

育児日記

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?