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「壁打ち」のとき、壁に頼りすぎていませんか?最高の「壁」と話して気づいたこと

「K子さん、いま困っていることはありますか?」

「無いんですよねえ」

……

イヤな客ですみません×100😂😂😂😂


須山ゆずさんの家計診断ワークショップを受講しました

先日、私が参加しているマガジンを主催されている須山ゆずさんの家計診断ワークショップを受講しました。

きっかけは、いまの外資系コンサルからの転職を考えた際に、高確率で給与ダウンが見込まれることでした。

給与が大きく変化する場合に、我が家の家計って大丈夫なのだろうか?
そんな気持ちから、「家計の健康診断」を受けてみようと思ったのです。

「コンサルティング」と「壁打ち」の違い

私はコンサルタントとして働いていますが、コンサルティングと壁打ち(コーチング)は明確に違うと思っています。

コンサルティングは、答えを持っているのはコンサルタント=相談を受ける側です。
コンサルタントは相談者の課題を特定し、その解決に向けて複数の選択肢と選択基準を用意して提示します。
相談者はそこから答えを選ぶだけです。
そして「課題を特定する」と書きましたが、相談者は目下は困っていなくとも「あるべき理想像に対していまの状態はヤバいですよ」とけしかけ、課題を作るのもコンサルタント側だったりします。

一方で壁打ちでは、答えを持っているのは打つ側=相談する側です。
相談者が悩みやアイデアをコーチにぶつけ、もらった反応を材料に相談者自身が答えを見つけていきます。
基本的には、相談者側から球を打たないと始まりません。

壁打ちのときは「打つ側」にも準備が必要

ゆずさんのワークショップでは、最初に「5年後の理想の生活」を描くところからはじまりました。
私にとっての理想として以下の内容をお伝えしました。
・社会起業家に近い仕事をしていること
・娘たちのやりたいことをやらせてあげる余裕があること
・会社員以外の、個人で稼げていること

そして理想の生活への懸念事項として転職による給与ダウンをお伝えしました。

しかし、ゆずさんとの会話で私は以下のようなことを話したのです。
・我が家に負債は無い(家は賃貸、車もない)
・転職後給与が半分になっても、毎月の収支で赤字にはならない
・娘2人分の教育費はよほどイレギュラーにかからない程度には貯めきっている

K子「…あっ、お金に対する不安、特に無いですね」


出した球、特大エラー!!!

家計相談に申し込んでおきながら、本当の悩みはお金のことではなかったというとんでもない球出しミスをした私。

でもね、ゆずさんは凄いんです。
私の悩みが家計のことではないと気づかれた瞬間から、質問の種類が変わりました。

「家計に問題がないとして、会社員と個人(フリーランス)を両軸でやりたい理由はなんですか?」
「キャリアチェンジの【時期】に迷いはありますか?子どもの成長過程の中で、どの瞬間が1番大変だと思いますか?」

このように、家計からキャリアにまで領域を広げて私が転職に踏み切れないモヤモヤを晴らすための問いかけを沢山してくれました。


特大エラー級のはずの球が、ちゃんといい位置に返ってくる。
ゆずさん、良い壁すぎるんよ。

柔らかくて優しい雰囲気のゆずさんをイメージした壁の図
(めちゃくちゃ感謝してるのに、表現が「壁」で何か申し訳ない)

もちろん、今後いつもゆずさんのように素晴らしい壁とばかりお話できるわけではありません。
壁打ちのときは、答えを持っているのは打つ側。
打つ側の球が的外れすぎると、返ってくる球ももちろん的外れになります。

自分が何に悩んでいるのか。
どういったアイデアに反応が欲しいのか。

相談に乗ってくれる(壁打ちさせてもらえる)機会のために、日々ちゃんと言語化しておかねばと反省致しました。

まとめ

会社員からフリーランスへ転身されたゆずさん。
FP(フィナンシャルプランナー)の資格をお持ちで家計に対するアドバイスはもちろんのこと、キャリアに関する悩みにまで乗ってくださる「ライフコーチ」として活動されています。

いまの働き方になんだかモヤモヤする、でもうまく言語化できていない!という方でも、ゆずさんならいろんな角度から壁打ち(コーチング)に付き合ってくださるはずです😊
ぜひ相談してみてください!


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