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ホタテの貝の粉で野菜についてる農薬を取ってみた


重曹でも農薬が取れますが、前々から気になっていたホタテの貝の粉で農薬を取ってみました。

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え?やばくないですか?

油膜が張っているのが分かりますかね?

黄色く濁ってもいます。

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ぎゃーーーーーーーーーーーー(笑)

ちなみに私のは肌感覚だと、トマト、大葉、きゅうり、ネギが油膜が張りやすかったです。こんなものを今まで食べていたのかと思うとぞっとしますね汗。

使用したホタテの貝の粉は貝殻焼成カルシウムでできています。

貝殻焼成カルシウム


貝殻焼成カルシウムとは、主に養殖される牡蛎やホタテまたは、ホッキ貝等の貝殻を1100℃以上の高温で焼成することによって得られる(主成分である炭酸カルシウム(CaO3)から二酸化炭素を取り除く)天然の酸化カルシウム(Ca)です。強アルカリ性でPH13前後。重曹がPH8.4なので重曹よりも強力ということですね。確かに重曹よりもよく取れていると思います。

天然のカルシウムが主成分ですが、他にもミネラル(マグネシウム、ナトリウム、リン他)が含まれているため、肥料としても使われているようです。そういった効果もあるからか、農薬除去として使っても野菜にミネラルが戻りますので、鮮度が保たれて日持ちもするという嬉しい効果もあります。

殺菌効果

強アルカリ成分が細胞壁を通過し、細胞質を加水分解することにより殺菌効果や腐敗菌等のバクテリアを殺菌するとともに、酸化還元電位を下げるために物質の酸化(腐敗)を抑制します。

次亜塩素酸ナトリウムと同等の殺菌効果がありますが、貝殻焼成カルシウムは抗菌効果が長時間持続すると八戸工業大学の研究により確認されています。

他にも列挙しますと、

ホルムアルデヒドの吸着効果がある
VOCや農薬(サプロール乳剤やフタール酸エステル類他)やメルカプタン、メタンガスの抑制
ダイオキシン類の分解機能がある(石川大学実証済)

と、大変優秀な商品ということですね(滝汗)

ちなみに黄色に変色した点については、野菜の持つ色素とアルカリ溶液との反応による変色という説明をしているところもありましたが、うーん、私見ですが、直売の野菜には確認できなかったことから鮮度が影響しているんじゃないかと思うところです。

日本は農薬大国

日本は農薬大国で2009年に世界一を取ったことがあります。(1haあたり13.2kg)あまり嬉しくないですね。

その後は下がって2017年の時点では5位となったものの1~5位は僅差。6位のドイツは日本の農薬の半分以下という。。しかも8年間で13.2kg/1ha→11.8kg/1haしか減ってないってどうなんでしょ(汗)

キャプチャ

昔は野菜の農薬を洗浄することは当たり前で、昭和31年厚生労働省は、各都道府県に対して「野菜や果物は台所用の洗剤で洗浄するように」と通達を出していました。

今では、そういった警告意識も淘汰され、農薬は基準値が決められているから安全だという主張もあるのですが、害虫や雑草、病害菌を殺して、有益な虫や微生物まで殺さずにいることも不可能ですし、ましては人間に害がないなんてあり得ません。

農薬の神経毒性

昭和46年に有機塩素系農薬がほぼ禁止になった頃から、比較的分解しやすい有機リン系農薬が主要な殺虫剤として使われるようになっています。殺虫剤の開発途中で作られたのは、類似構造を持つサリン、タブン、VXガスなどの高毒性の毒ガスです。VXガスは2017年に北朝鮮の金正男の殺害に使用された猛毒です。

有機リン系殺虫剤は、神経伝達物質アセチルコリンの分解酵素を阻害します。
アセチルコリンは脳が記憶するときに多く分泌される神経伝達物質です。学習能力に影響があるのは容易に想像できることですが、鬱病など精神疾患との関わりや、IQ低下の研究結果も出ているそうです。

カリフォルニア州の調査では、胎児期における有機リン系殺虫剤への曝露量が最も多かった上位20%の子どもたちが、曝露量の最も少なかった子どもたちに比べ、IQが平均で7ポイント低かった。妊婦から検出された有機リン系殺虫剤の量が10倍増えるごとに、7歳児のIQが5.5ずつ下がっていた。この結果は、教育、世帯収入、その他の環境汚染物質の暴露量などを加味した場合も変わらなかったと。

もっと言いますと、アセチルコリンは脳が全身に運動指令を出すときに大きな役目を果たしています。つまり、アセチルコリンに支障がでるということは、全身に影響が出るということです。具体的には、吐き気、嘔吐、下痢、多汗、流涎、縮瞳、失禁、頻脈、筋肉の痙攣などが急性中毒の症状、低用量の暴露だとしても、易疲労性や一般的な脱力あるいは麻痺などの症状、記憶など脳高次機能の障害や攻撃性、抑鬱など行動異常なども起こします。

ついでに言いますと、有機リン酸系農薬の代わりに使われるようになったネオニコチン系農薬とタバコに含まれるニコチンも一時的にアセチルコリンの神経伝達を阻害します。

妊娠時や幼児期の子どもは、体が未発達の段階で防御機能が完全ではありません。こういった農薬やニコチンを摂取すると胎盤を通じ、脳にも移行しやすいため、神経異常が発生して発達障害になりやすいのです。

北里大学・石川哲は1978年、有機リンの慢性中毒について論文を出し警告しています[石川哲. 有機リンの慢性中毒. SCIENTIFIC AMERICAN. 1978;1:68-82.]。有機リン系の慢性、遅発性の詳しい毒性メカニズムは未だに不明な点もありますが、鬱病など精神疾患との関わりや、化学物質過敏症発症とも関わることが専門家から指摘されています。

農薬と虫

農薬は有益な昆虫も殺します。ミツバチは農業には欠かせない存在で、果実を実らせるための受粉も行っています。そのミツバチが現在、ネオニコチノイド系の農薬によって世界中で急激に減少しているのです。最近、養蜂場のミツバチが盗まれたりするのも、こういった背景により高値で売れるためです。

ミツバチが関与する作物は、想像する以上にたくさんありました。

世界の食料の9割を占める100種類の作物種のうち、7割はハチが受粉を媒介している」と国連環境計画(UNEP)アヒム・シュタイナー事務局長が2011年に報告しているように、ミツバチは生態系だけではなく、人間にもとても重要なものです。
ハチは世界の作物の3分の1を受粉していると言われていますが、受粉で実のるおもな作物は下記になります。
リンゴ、アーモンド、アスパラガス、ブラックベリー、ブロッコリー、メキャベツ、キャベツ、カカオ、ニンジン、カリフラワー 、セロリ、サクランボ、ナス、ニンニク、ライチ、マカダミア、マンゴー、ナツメグ、タマネギ、パッションフルーツ、桃、梨、梅、かぼちゃ、ラズベリー、ポンカン、スイカ

国の斑点米の基準が厳しすぎるために田んぼでもっともネオニコチノイド系の農薬が散布されているようです。

https://www.greenpeace.org/japan/sustainable/story/2015/02/06/2688/

ミツバチの減少は深刻な問題で、このままいくと農業の存続も難しいと言われています。日本は有機農業もまだ0.5%しか進んでいなく、農薬に対する規制も遅れているので、日本は結構ヤバいですね。

2018年、アメリカにおけるミツバチのコロニーの40%が死滅あるいは消滅した。冬期のハチの減少では、史上最も深刻な状況だ。
世界中のハチの数は、何年も前から減り続けている。地球上のすべての昆虫は、100年以内に絶滅する危機に瀕している。

ホタテの貝パウダーの商品紹介

表面上についた農薬はホタテの貝パウダーでとれるみたいなんですが、農薬には浸透性があり、有機農業や無農薬野菜で育てられた野菜を食べることに越したことはないです。

が、近くのスーパーで買うしかないのであれば、使わないよりは使ったほうがいい。ということで、ご紹介します。

私が使用したパウダーはこちらです。ホタテの力くん!!!

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お値段は、なんと、たったの¥694!!

やっすー。だいたい1か月ほどで使い切ったほうがいいみたいです。

こちらも良さげな気がします。

口に入るものは間違ってはいけません。安全な食生活をどうぞお過ごしください(^^)

ではでは、今日はこのあたりで~♪



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