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【中小企業診断士資格試験】効率の観点からおすすめできないが、試験に仕事に非常に役立つ書籍

中小企業診断士の学習にあたって、テキストの内容は断片的で暗記に偏ってしまいます。理解するには時間はかかりますが原点に当たることが効果的です。
あえて、書籍が難解である等効率の観点から試験勉強としては全くおすすめできませんが、試験にも仕事にも非常に役立つ書籍をご紹介。
過去問をいくら周回しても、2次試験の得点がなかなか伸びない時、試験合格後、いろいろな場面でぜひご活用いただきたい名著たちです。

2次試験の勉強時間として、デスクでの勉強150時間とスキマ時間の活用により、合計285点/400点(71%かつ全科目60%超)で合格しました。
中小企業診断士試験界隈においては、過去問派閥ではなく、理論派閥だと思います。

経営理論

世界標準の経営理論

ポーター(SCP理論)やバーニー(RBV理論)といった古典的な理論から両利きの経営等現在の最新理論までを、他のビジネス書では解説できていない、ベースとなった理論から説明している書籍です。
効率性の観点からは全て読むことはおすすめしません。一部意見でも出題がある理論のみ深掘りしてみてもいいのでわ!

両利きの経営

2年程度前に大流行りした書籍です。
既存事業の深化と新規事業の探索をバランスよく行うことが偉大な企業であり続ける法則である。という内容です。
コロナ禍において効率性を求めるあまり既存事業の深化に集中している企業は多くあると思います。外部環境が変化した時こそ新規事業の探索を行うことが重要です。

イノベーションのジレンマ

大企業は価値強化に集中するがあまり、顧客のジョブに対して、過大な品質の商品を提供する。その隙に新興企業が顧客のジョブに最適な品質かつ低コストなイノベーションを逃してしまう。という内容です。こちらも原点をぜひ読んでいただきたい書籍です。

組織論ーワイズカンパニー

有名なSECIモデルを提唱した野中氏による最新の書籍です。SECIモデルの解説とともに、さらに発展させた理論についても記述されています。

マーケティング

確率思考の戦略論

USJをV字回復させたことで時代の寵児となっていた森岡氏の書籍です。購買プロセスを、プレファレンス✖️認知度✖️配荷率で算定する等、マーケティングを数値で表現するための書籍です。コンサルティングに携わる人間であれば必読書です。

ブランド戦略論

本記事で紹介する書籍の中で、最もマイナーな書籍かなと思います。ブランドとはなんぞやという答えをさまざまな角度から解説されています。マーケター必読。

ブルーオーシャン戦略

言わずと知れた名著です。中小企業にも役立つフレームワークが満載です。

ファイナンスー企業価値評価

最もおすすめの書籍です。企業価値を評価するための基礎的な方法が網羅されています。上下巻の2冊の形式ですが、上巻のみでも十分なボリュームです。
M &Aや事業承継等、企業の価値を算定する業務に従事方の必読書!

まとめ

いかがでしたでしょうか。学習初年度の方には全くおすすめできませんが、試験でも業務でも有用な理論がまとまった書籍をご紹介いたしました。
私はこの辺りの書籍は、中小企業診断士の学習を開始する前に読了していたのですが、学習の大きな助けになったことは間違いありません。

試験学習にも効率的な書籍はこちら


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