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【中小企業診断士資格試験】2次試験に必要なビジネススキルを磨く本

過去問をいくら周回しても、2次試験の得点がなかなか伸びない時もあります。そんな時は、ビジネススキルを磨くことが助けとなるかもしれません。

私は2次試験の勉強時間として、デスクでの勉強150時間とスキマ時間の活用により、合計285点/400点(71%かつ全科目60%超)で合格しました。そのノウハウをお伝えします。

2次試験の学習法

過去問演習を通じた解法習得も重要ですが、理論の応用力強化や基礎ビジネススキル強化も有用です。本記事では、基礎ビジネススキル強化に役立つ書籍をご紹介します。

理論の応用力強化に役立つ書籍下記をこちらをご参照ください。

ビジネスライティング(理論を表現しつつ具体的に記載する力)

なぜビジネスライティングが重要か

第1次試験は、「中小企業診断士の登録等及び試験に関する規則」に基づき、中小企業診断士となるのに必要な学識を有するかどうかを判定することを目的とし、筆記の方法により行います。
第2次試験は、「中小企業診断士の登録等及び試験に関する規則」に基づき、中小企業診断士となるのに必要な応用能力を有するかどうかを判定することを目的とし、中小企業の診断及び助言に関する実務の事例並びに 助言に関する能力について、短答式又は論文式による筆記及び口述の方法により行います。

中小企業診断士試験案内から抜粋

2次試験は学識(1次試験で確認済み)をベースに応用能力(原理・知識を実際の事柄に当てはめる能力)を有するかどうかについて、事例を基に判断する試験です。具体的な事例を、学識(理論)で分析して、具体的な分析結果や助言を解答することが求められています。

つまりは、理論をベースとしていることを表現しつつ、具体的に解答を記載する必要があります。2次試験は9,000人超が申し込みをします。その答案を採点する試験委員に意図を正確に伝えることは1つのスキルです。
その表現力は基礎的なビジネススキルの一つビジネスライティングの能力です。

おすすめの書籍(インプット)

ベストセラーと呼べるような2冊をご紹介します。学術的ですので、お時間が十分にある方におすすめ。

こちらはお手軽な読みやすい書籍です。

必要なトレーニング(アウトプット)

ビジネスで実際に活用することが最も効率的です。スキマ時間で実施するなら新聞の社説欄を要約する等が有効です。

クリティカルシンキング(構造化して考える力)

2次試験は理論を基に与件文を構造化しつつ、解答を組み立てる必要があります。一般的でない、与件文に寄り添った、具体的な解答は、①与件文の解課題解決を通じた設問解決設問解決を通じた与件文の上位目的達成するという主ストーリーに外部環境や内部環境(強み)を肉付けして解答することです。つまりは、演繹法もしくは帰納法で構造化した解答を作成します。

おすすめの書籍(インプット)

こちらはグロービスの定番講義の書籍のご紹介と、直近で発売された書籍をご紹介します。

下記書籍は小学校の学習指導をベースに記載されており、文章を構造化するという意味が全くわからない方におすすめです。
一方で新聞の社説等を構造化するトレーニングが紹介されており、有用だと思いましたので、ご紹介です。

こちらはKindle Unlimitedで0円でした(23/4/6時点)無料で読みたい場合にはぜひ!

必要なトレーニング(アウトプット)

クリティカルシンキングもビジネス場面で活用することが効率的です。スキマ時間で取り組むのであれば、「思考の質を高める構造を読み解く力」の受け売りですが、新聞の社説等を構造化してみるトレーニングが有効です。
具体的なやり方の説明は書籍に譲りますが、段落毎に番号を振って、その番号をピラミッドストラクチャーの形に並べてみるというトレーニングです。

その他有用な書籍

ビジネスライティングにもクリティカルシンキングにも繋がる書籍はこちら!


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