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初日 肘頭骨折 一人遊び #2
続き。
サウナを出た私は駅までの送迎バスに乗り込む。秋から冬へと変わるような季節。小雨降る中乗車する大人たちは全員風呂上り。車内の窓は曇る。
10分程度で駅に着く。電車に乗り、目指すは某海浜公園。
私は風呂上りに髪を乾かさない。面倒くさい。
髪が濡れている乗客は私だけだった。
you tubeで適当に動画を見る。いつも2倍速。陰謀系もあらかた見て、今は趣味の動画しか見ていない。賢くなった気がする。
某駅で乗換。
皆帰宅の途だろう。
某海浜公園着。
最寄りのコンビニでビール購入。
小雨降る中、殆ど人がいない。
テンションが上がる。この場面、空間を独り占めできる。
これほどの幸せがあるだろうか。
下北沢のトライトーンスタジオでレコーディングされたであろうノイジーなサウンドがイヤホンから流れる。
(あぁ。これほどの至福があるだろうか)
歩く。普段とは違う景色、そして空間。
刺激的だ。神秘的だ。都会的だ。偶発的だ。感傷的だ。感情的だ。最近読んだ本に、新しい経験は脳を刺激するとあった。
11月下旬。風も冷たい。人が殆どいない。途中の公園でタバコを吸う。
完全に17歳の高校生が出来上がった。
歩く。ひたすらに歩く。酒を持って歩く者などいない。
途中のスーパーマーケットで再度調達。
砂浜だ。犬の散歩をする男性が一人。
時間はおそらく21時。また喫煙する。
飲酒。喫煙。そして17歳。
意外と簡単に作れるものだ。
鉄風、鋭くなって、俺そんな気分。
公園の奥へと向かう。
歴史的建造物。
真っ暗闇で見る俺不思議。
雨強くなる。酒無くなる。
途中の商店で購入。
サングラス無くしたことに気が付く。
探しに戻る。あるはずない。
22時。喫煙。
飲酒。喫煙。
反対方向に向け歩く。
飲酒、喫煙。
歩く。途中購入。飲酒。
23時。帰宅。
妻は今日はいない。
つづく。
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