見出し画像

丹後に移住して変わった食習慣①野菜溢れる生活

 移住してから職や住環境が変わったことでストレスは激減し、元気になりつつあった自分。そこから更に心身ともに健康へと繋がったことの1つとして食習慣の変化も大きかったです。

 まずは有機農家さんで働き始めたことで、野菜中心の食習慣へと変わります。移住前もスーパーで野菜を買って料理していましたが、農家となると身の回りにある野菜の量が多くて圧倒されるレベル。出荷に至らなかった野菜の自家消費はもちろん、豊富に収獲できた野菜は自分たちがまずは美味しくいただきます。

 家の冷蔵庫は常に野菜で一杯。足りなくなったから野菜を買いに行く事も無くなり、有り余る野菜からその日のメニューを考える生活です。普段から作り慣れていたメニューに使う野菜の量が増えるのはもちろん、朝食のパンにのせていたハムやチーズがトマトやレタスに変わり、冬の鍋はお野菜でパンパン、といった具合。

 しかもそれらの野菜は畑からとれたてで新鮮な状態。考えるだけでも栄養価が高そうですが、それよりも美味いが勝ちます。とれたてはやっぱり美味しい。葉物のシャキシャキ感、ウリ系の水々しさ、果菜類のハリ、根菜類の豊かな香り。じっくりと感じる野菜の旨味だけで料理が完成するので、調味料やお肉を入れる量も減っていきました。

 個人的には、生の小松菜を食べるのが好きでした。普通は湯がいて食べると思いますが、とれたてを生でバリバリ食べます。葉の部分はコクがあって美味しく、軸の部分も水分たっぷりでシャキシャキ感があり、最高です。小松菜の収穫期は、味チェックと共に朝からモグモグしながらの収獲。朝食は畑で自然のサラダを食べてるような感覚。

 僕が働いていた農場は季節に応じて野菜を代わる代わる栽培していたので、旬をいただく、という食習慣もこの時に身につきました。1年中何でも揃うスーパーの野菜コーナーしか見ていなかったら理解できなかった旬のこと。そもそも何がいつから収獲できるのかを分かっていなかったのですが、育てることを通じて旬のカレンダーを理解しました。

 旬の野菜は美味しいことはもちろん、夏野菜は発汗で出たミネラルを補給、冬野菜は身体をあたためてくれたり不足しがちなビタミンを補給してくれる役割など、季節に応じた身体の変化にも必要です。細かな栄養価や効能は色々出てくるので割愛しますが、旬に応じてとれたての野菜を食べ続けることで勝手に身体は元気になっていきます。実際に冷蔵庫は旬の野菜でパンパンな生活でしたし。

 もともと野菜は好きでしたが、より野菜が好きになりハマっていったことで野菜中心の食習慣へと移住してからガラッと変わりました。それに応じて風邪を引きにくくなったり、便通がよくなったり、目に見える効果を感じていったのでした。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?