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心療内科へ行ってから休職するまで。

 駅チカの心療内科はどこも予約で一杯だったので、駅からちょっと離れた心療内科を見つけて受診させてもらることに。いくつか行った心療内科はどこもホテルのロビーみたいな雰囲気でメンタル不調者を受け入れてくれてたけど、僕が行った先は簡素なクリニック、というか古びた病院的な雰囲気。受付でかかってるクラシックがなんとも不気味さを醸し出してました。笑

 先生もおじいちゃん先生。小柄で優しい笑顔は向けてくれる方でしたが、目の奥が笑っていない、そんなタイプの先生。心療内科の先生も大変なんだろう…。診断は「どれくらい働いてますか?」とか「最近、楽しいと感じる事はありますか?」といった問に返答する事を何度か繰り返して終了。

 結果は「適応障害」。特定の環境やストレスを受けると身体が反応して症状を誘発する病気で、うつ病と似た状態ではありますが少し異なります。適応障害の場合は原因がハッキリしている事が多く、ストレスの原因から離れれば回復していけます。うつ病の場合は原因不明で、薬での治療や十分な休息が必要となっていきます。

 僕の場合は、確かに特定のストレスを受けると症状が出ていたし、週末にガラッと環境を変えれば楽しめる時間も過ごせていたので、適応障害だったのかなと。この頃は慢性的なストレスで十分に眠れていなかったので、精神安定剤と睡眠薬をもらうことに。

 ちなみに、この先生からは「1週間ほど休んでください」と言われた程度で、休職してくださいとまでは言われずでした。「少し休めばいけるって事なのかな?」とその時は受入ましたが、会社でお世話になっていた人事の方に結果を共有すると、念のため他の先生も紹介すると言ってくれ、後日家から少し離れた別の心療内科へ。

 そこは少し大きな総合病院の心療内科でしっかりとされた雰囲気で白衣の似合う先生。同じような問診を受け、結果は同じく「適応障害」。ただ、僕の状況を聞いている途中で「今すぐ十分な休養が必要」と断言し、3ヶ月の休職を提案されました。それまでは「早く復帰しないと会社に迷惑かける」という思いが頭の中をグルグルしていたけど、その提案を受けた瞬間に正直気持ちが楽になりました。「一旦開放される…もう割り切ろう。」そんな気持ちです。

 診断後、すぐに人事の方に電話をして内容を説明。内容を聞いて「そうだよね。ゆっくり休もう。」と受入れてくださり、「戻ってきやすい環境も整えるから、絶対に大丈夫だから」と掛けてもらった言葉が沁みてまた涙が出る。

 さあ、休職生活のスタートです。

 

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