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宮本常一の故郷、周防大島で合宿をした。

瀬戸内で合宿をした

ここ数年は前職のグループの手伝いで、毎年、部署の一年のふりかえり&みつめなおし合宿のデザイン&ファシリテーションを行っています。今回の合宿は、自分の深い部分にダイブして「価値観」や「本望」を探索するワークを行いました。

合宿の毎回のこだわりとして、必ず身体を動かすアウトドアアクティビティを行っています。自然の中で身体を動かすことで、身も心もリフレッシュし、体力向上のきっかけにしてほしいからです。

毎回、アクティビティの内容も含めて場所を選定しているのですが、始めは松山市内で行っていましたが、徐々に周辺のエリアに広がっていきました。しまなみ海道、東予にも足を運んで、今年いくつかの候補地の中で選んだのは、松山市浜からフェリーで1時間ほど移動したところにある山口県の周防大島でした。

宮本常一の故郷の周防大島

周防大島には10年以上前に一度だけ行ったことがあります。当時はまだ東京在住で、妻の実家のある松山に帰省した際に一人でフェリーに乗って周防大島へ日帰り旅行をしてきました。なぜなら、そこは敬愛する民俗学者宮本常一氏の出身地であり記念館があるからでした。

2006年くらいに宮本常一氏の存在を知って以来、目についた著作は片っ端から入手して読みはじめました。氏の著作を読むことで、昔の日本の人々がどのように暮らしていたのか、貧しくても生き生きとした様子を初めて知りました。

氏の多くの著作からは、昔の日本人がどのように暮らしてきたのか、だけでなく、人が生きるとはどういうことか、地域の発展とはどういうことか、創意工夫とはどういうことか、文明の進歩とはどういうことか、自分らしく生きるとはどういうことか、といった様々な点で大きな影響を受けています。

これらのインスピレーションを「自分以外の多くの人にも感じてもらいたい」と常日頃から考えていたので、今回の合宿の場所に選ばれたのは偶然ですが幸運でした。

松山でレンタカーを借り、フェリーで車ごと渡り、島内を30分ほどのドライブで進んで記念館に到着しました。

久しぶりに訪れた宮本常一記念館では、氏の著作や関連する文献・記事、そして氏が撮影した10万枚にも渡る写真に改めて目を奪われてしまいました。閉館時間になってしまったのですが、またゆっくり来てみたいです。

そして宿泊は旅館千鳥さん。古民家(というか蔵?)風の素敵な宿で、料理も様々な魚料理を頂き堪能しました。

ハイキングに手頃な瀬戸内アルプス

二日目は、瀬戸内アルプスの入口である文殊山を登りました。瀬戸内アルプスは、周防大島の文珠山・嘉納山・源明山・嵩山とそれぞれ600m級の頂きが織りなす稜線の総称です。手軽な標高・距離と、島が故の見晴らしの良さが魅力です。

文殊山は標高650mほどの山ですが、登山口のある文殊堂まで車で行けるため実質は300m未満の登りで山頂に到達することができます。

今回は天候もよく、瀬戸内海を山口側、愛媛側の両方を見渡せる360度パノラマが展開されていました。山頂からは、遠く石鎚山や、DASH島こと由利島も見えました。今回は時間がなくアルプス縦走はできませんでしたが、次に来る時は行ってみたいです。あ、今度はトレイルランもしたいな。

古い町並みが残る三津浜

松山側に戻った後は、三津浜のソウルフード、三津浜焼きの老舗、日の出さんで遅い昼食を食べました。三津浜港付近を散策もしましたが、良い雰囲気ですね。

実は初日のお昼も、三津浜の鯛やさんで、炊き込み鯛めしを頂きました。こちらはブラタモリでタモリさんが訪れたこともある、古民家を改装したお店で、雰囲気がとてもよいです(もちろん、鯛めしも美味しい!)

他にも、ポートランドをモチーフにしたカフェ、3rd CAFE GARDEN PLACE さんにも行きました。

今回はいけませんでしたが、松山では超有名なうどん店であり、元Webエンジニア&デザイナーである大将が営んでいる、踊るうどん永木もあります。

三津浜は松山の中心部からは電車で西に行った場所にありますが、松山観光の際に訪れる場所としておすすめです。是非行ってみてください〜。

四国・瀬戸内海で合宿、いいですよ!

最後に宣伝(笑)愛媛はとても山が近いですし、海も山も川もまとめて楽しめるロケーションです。特に瀬戸内海の島は、海は太平洋や日本海とは違って穏やかですし、島の持つ独特の時間感覚は、非日常の空間です。

特に松山の忽那諸島は、フェリーですぐに行けることもありお手軽です。

首都圏の皆さん、瀬戸内海も合宿候補地として是非検討よろしくお願いします!(興味ある方は気軽にご相談ください)


皆様のサポートによって、より新たな知識を得て、知識と知識を結びつけ、実践した結果をアウトプットして還元させて頂きます。