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メヒコ暮らしの話をします

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エネルギーに溢れていて、どこか危ういけれど、惹きつけられてしまう。メキシコはそんな国です。
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#幼稚園

だから、もう少しここにいたい

だから、もう少しここにいたい

娘が通うメキシコ幼稚園の先生と話していると、こちらの視界がぱっと開けるような感覚を味わうことが度々ある。

正解のない日々の子育てのなかで、迷い悩んで足元がぐらりと揺らぎかけたとき、背中を「ぽんっ」と叩いてくれる。

ついこの間も、わたしはそんな彼女らにまた一つ救ってもらった。



バレエ教室の入り口で

娘が通う幼稚園の園庭は、狭い。都市部の園だから仕方がないけれど、日を追うごとに活発になり

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幼稚園に伝えたい101回目のグラシアス

幼稚園に伝えたい101回目のグラシアス

もしいつかこの数年のメキシコ生活を振り返って、一番感謝を伝えたい相手は誰かと問われたら、わたしはきっと「娘の通った幼稚園の先生たち」と答えるだろう。

「ここはあなたの娘とあなた方家族にとっての、第二の家なのよ」ーーかつて先生からもらった言葉が、いまも忘れられない。あれからもうすぐ8ヶ月だ。

「グラシアス(ありがとう)」を100回言っても足りないほどの感謝を、娘の成長の記録と共に、ここに書き留め

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メキシコ幼稚園の新学期狂騒曲

メキシコ幼稚園の新学期狂騒曲

9月に入って、メキシコの学校では一斉に新学期がはじまった。今回は、ほとんどの学校が通園とオンラインの2コースを用意し、各家庭が選択できる形式を取っている。

わが家は、家から車で10分ほどの現地幼稚園に通うことにした。サマーキャンプにも参加した娘は、どうやら免疫が出来ているらしく、朝の別れ際も泣き顔ひとつ見せず、さらりとわたしの手から離れていく。

しかしこの新学期、準備の段階ですでに、異文化パン

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はじめての幼稚園inメキシコ

2歳の娘が、メキシコの現地幼稚園に通い始めてもうすぐひと月になる。

始まる前は、「英語もスペイン語もゼロのまま、いきなり放り込んで大丈夫だろうか」と心配したのだが、なんだかんだ毎日手土産を持って楽しそうに帰ってくる。

娘にとってはじめての幼稚園。わたしにとっても、子どもを通わせるはじめての幼稚園。今回は、そんなはじめての幼稚園生活inメキシコの話をします。

15ヶ月ぶりに開いた学校の扉話は少

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