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企画をセクシーにする方法

インスタで「タグづけされたコンテンツ」というページのあるのを昨日始めて知った。なんとなく眺めてたら、あれ? これぼくの本の韓国語版やん。

嬉しいものですね。

コメントがついているので、翻訳してみると;

本の日本語タイトルは『企画心』。それが韓国語版では『セクシーな企画』になってます(笑) いいねー。

たしかに本の中心にあるのが「セクシーな企画にしよう」。

石垣島のリゾートホテルでこの本の原稿書いていた。

突然のスコールで、プールにいたのだけど、部屋に入った。ベランダは白く煙っている。樹々のすき間の向こうに見えるプールサイドを眺めながら、「セクシーな企画は五感に響く」というフレーズが浮かんだ。これ、そのまま本文に書いている。

2005年なんだよね。20年近く前となると、やはり文章も若い(笑)

ということで、企画にはセクシーさが必要だとあらためて思います。

では、生まれた企画をどうすればセクシーにできるか。

サビアタマにする

みんなは「サビアタマ」という意味を知っているだろうか。

ほら、曲の冒頭部分にサビがくる構成って、あるやん。
近年は、サブスクの影響で、曲の冒頭からリスナーのハートをつかむため、サビから始まる曲が急増しているらしい。それに伴い、イントロも短く作るのが主流みたい。長いイントロだと聴いてもらえないんだって。

すべての企画は「サビ」がなければならない。そう、すべての落語に「サゲ」があるように。

企画を生むとき、まずはサビを考えてみよう。サビはあんぱんの「あん」、肉まんの「肉」、ギョーザの「中身」だ。まず、「売り」となる部分を作り、それから周囲を固めていく。

でも、多くの人は、企画するとき、「積み上げ」ていく。まじめな人ほど、一つひとつ、積み上げる。このアプローチの欠陥は「時間は有限である」という冷酷で厳然たる事実の前に無力化する。「時間が足りない」と、追いつめられる。

ということで、企画は、サビから、入りましょう。

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