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何が資金不足をもたらすのか

「お金の問題はビジネスパースンにとって重要な問題ではない」

などと言うと、おかしく聞こえるかもしれないが、ぼくが言いたいことは、まさにこのことなのである。

スモールビジネスの失敗についてのリサーチを見てみると、たいていは資金不足が原因という。しかし、この言い草は、たいていの離婚の原因がケンカだというのに似ている。しっかり考えるべき本当の質問はこうだ。

「何が資金不足をもたらすのか」

 第二章で、「スモールビジネスにとってあり余るお金は少なすぎるより大きな問題だ」と指摘した。

ビジネスにおいて、お金は何も生み出さない。逆に、お金に恵まれると、アイデアも、新しい施策に打って出ることもなくなる。

お金というものは、過去の物事の上をなぞって歩くだけだ。そう、後追いはするが、先導はしない。

ビジネスパースンがなすべきことは、お金を思索、戦略、自らの振る舞いや行動を通じて育むことである。

ポール・ホーケン『ビジネスを育てる』阪本訳

ちょうどいま翻訳している章のテーマが「お金」。ポールの指摘は的を射ている。

「何が資金不足をもたらすのか」

土曜日、ヨガレッスンに行った。その時、どういう体勢を取ったからそうなったのかわからないのだけど、腹筋が痛い(笑)

でも、「痛い」と感じるのは、健康な証拠だ。コワいのは、「痛みを感じない」ということ。

フリーランスや小さな店、会社をやってると、始終、資金不足に悩まされる。「お金がない」「これだけ足りない」「もうひとつ、仕事があったら・・・」あるあるだと思う。

でもこれって、ぼくの「腹筋が痛い」というのと同じで、健康なんだ。
コワいのは、「痛みを感じなくなったとき」。これを商いに置き換えると、
「何が資金不足をもたらすのか」
が見えなくなったとき。

店を始める前から、実は勝負が決まっている。
手に負えないくらいの借金でスタートしたら、勝ち目はない。
時が経てば、お得意さんがついてくれて、うまく回転し、やがて借金も返せる・・・という時は、残念ながら、来ない。

冷酷に聞こえるかもしれないけれど、商いって、算数なんだ。情の入る余地は、ない。

足し算と引き算、そして掛け算。入金(足し算)、出金(引き算)、顧客数×購買単価=売上(掛け算)

「何が資金不足をもたらすのか」

わかっている。それに手当をすればいいだけ。
その点、B2Cマーケティングはシンプルだ。

デパートの、ちょっと高級ラインのアクセサリーブランドが集まっているフロアを歩いた。売れてる店とそうでない店は、前を通るだけ、一瞬でわかる。

店にいるスタッフの立ち方。

ある店のスタッフは、ずっとスマホ見てる。目はまっすぐ、お客さん=通行人を見ている必要があるのに。

通り過ぎるとき、彼女のスマホを見た。ネットショッピングしていた。

こういうのって、多い。3人いたら3人ともパソコン画面見てるとかね。

会社でもそう。パソコン画面見てるのがデフォルトになってると思うけど、違うよね? 世の中見なきゃ。

「何が資金不足をもたらすのか」
というのは、こういう、シンプルな理由が多い。

なので、ぼくはできるだけ外へ行くようにしています。

写真は名古屋市鶴舞にあるハラールコンビニ。

基本、インドネシアの食材・調味料を中心に置いているのだけど、ご覧のように韓国の麺もある。お店のスタッフはインドネシア人男性だった。

ある女性客が、買うわかうわ、8,644円。大きな袋二つ抱えて帰った。後をついて行きたかった。きっとこの近所でお店やってるんだろう。名古屋でハラールレストランは稀なので、話を聞きたかった。

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