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マーケティングはストーリーなので、魅力的な文章が必須

10月からMAIDO beingが始まる。
あらためて塾生には読書をおすすめしようと思ってます(あと数名お席ご用意できます)。

商いは、ストーリーで始まる。

なぜなら、「関係」を結び、「関係」を耕すのが商いだから。商品(製品・サービス)は「関係」よりあと。

・・・ここですでに「わからない」という人が出てくる(笑)。抽象的だから。

しかし、抽象と具体を行ったり来たりするのが商いの実践で、そこがわからないと、儲かる商いを作れない。

そして抽象的思考は読書で育まれる。商いの達人は、みな、もりもり読書している。例外はない。

たまたま初球がホームランになり、うまく軌道に乗っても、なにか不安だったり、「この先、うまくいく気がしない」という起業家は多い。そういう人はたいてい本を読んでない。ここでいう「本」は、ビジネス書ではない。文学だ。小説や詩。オーディブルではなく、自分の目で活字を読み込む読書。

ストーリーは動画だが、静止画をパラパラ漫画にして生まれる動画だ。

パラパラするとミッキーさんが動きます

たとえばカフェをやるとしましょう。

静止画には

立地
店のデザイン
店内のデザイン(家具、什器、しつらえ、BGM、照明・・・)
接客
メニュー
お会計
リピートのための仕掛け

などでできている。

それらをパラパラ漫画として「つなぐ」のは一つの一貫したストーリーであり、言い換えるとコンセプトだ。

この記事で書いたミズグチさんは「エンタテイメント×フレンチ」というコンセプトでつながれ、店舗デザイン、接客、メニュー・・・個々の静止画が一つの動画になっている。

顧客体験の最後「リピートのための仕掛け」の「お菓子のなる木」のお土産に至るまで、一分のスキもない。

そして、マーケティング。現代のマーケティングはかつてのマス・マーケティングではない。マス・マーケティングはこんなスタイルだった。

しかし、全員スマホ持ってて、SNS始めノイズにあふれている現代では、これでは届かない。

なので、次のようなスタイルが理想的だ。

顧客自身がクチコミで広めてくれる。

このために、ファンベースを作り、コミュニティを運営する。

そして、クチコミというのは、ストーリーで生まれる。

たとえば、クチコミが「〇〇というカフェ、いいよ」で始まったとする。

「何が?」と返る。

そこにストーリーがあるかないか。

ただ単品でカフェの何かのメニュー・・・たとえば、いちごのショートケーキだとして・・・だけでは、記憶に粘らない。
そして、クチコミが広がらない。そこで終わる。

いまだにバズり続けているぼくのインスタ・リール動画。

これがなぜクチコミになったかというと、もちろんAIによるインタレスト・マッチング(これまでの視聴履歴からのオススメ)があるが、やはり、ぼくが添えた文章だと思います。

インスタは写真だけ、文章書かなくていいからラク、という捉え方は少なくともマーケティングとしてはもったいない。

マーケティングはストーリーなので、魅力的な文章が必須です。

そして、魅力的な文章、静止画をつないで動画にするためには、本を読んで、ボキャブラリーを増やし、ボキャブラリーの扱いに慣れ、抽象的思考と具体的思考の行ったり来たりに熟達する必要があるのです。

ということで、皆さん、本読みましょうね。

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