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何ひとつ変わってない。

やたらと元気で健康

動いているし、運動してる。
よく寝てる(毎日9時間は寝てる)。
その他に思い当たるのは、

怒り

がなくなったこと。

かつてのぼくは名刺肩書をCDOとしていた。
Chief Donald Officer
そのココロは、ドナルドさんみたいにしょっちゅう怒ってるから(笑)

京阪電車「北浜」駅
改札からホームへ下るエレベーター

乗ったところへ大きなスーツケース転がす若い女性二人がやってきた。

もちろん、「開」ボタン押して待ってあげた。二人、知らぬ顔で乗ってくる。

到着し、「開」ボタン押しながら、「お先にどうぞ」しぐさした。
二人、会釈することもなく当然のように出ていった。

目の前がプレミアムカーのりば。

自分の胸くらいある大きなスーツケース置いて、二人はケータイに見入ってる。

ああ、二人もプレミアムカーなんだ。

ぼくはよけて、待ってた。電車来た。

当然、「お先にどうぞ」。

ヨコから割り込みでアジア系外国人観光客5人がスーツケース転がして乗ろうとする。
先の二人と当然ぶつかる。「群衆」はもみ合いながら我先に車内へ行こうとする。ヘタするとぼくが乗り遅れるかもしれないと一瞬焦ったがなんとか乗れた。

なんのことはない。

彼ら観光客全員、プレミアムカーに無料で乗ろうとして係の人に阻止され、隣の車両へ移動させられた。

これまでのぼくならこの一連のプロセス、怒ってた。怒りのnote書いてた。

でもね。

「怒り」がなくなったんですよ。

あの若い女性たち・・・アジア系観光客・・・、おそらくぼくの1/3の年齢だろう。儒教を生み出した国なのに、年長者への敬意はないのか。

という「思い」はあるけど、それが「怒り」につながらない。

がんになる人って、怒りが細胞中にある人が多い気がする。

怒りは何ひとつ、いいことを生み出さない。捨てましょう。

「どうやったら捨てられますか」知らん(笑)

話は変わる。いや、変わらない。

「人が変わる」というとき、レゴでたとえるなら、構成ブロックがすべて入れ替わる、ということはない。

生まれてここまで生きてきた土台の上にある。どうしても。

「都会から田舎へ生活拠点を移しました」という「田舎暮らし」をYouTubeやインスタ、TikTokで発信している人がいる。

せわしない都会の生活を捨て、たいしてお金もかからない田舎で愛犬と暮らしてます。スローライフです。

一見、「変わった」ように見えるがそもそもYouTube撮影・編集・投稿してるわけで(笑)
インスタ、TikTokも投稿してるわけで。
YouTube「メンバーになる」ボタン設置してるわけで。

資本主義の枠内にはしっかりといる。
その意味で、何ひとつ変わってない。

「SNSで人気者になる」ための自分フックを探したところ

ルックス 

身体能力
語り
視点
文章力

いずれも「平凡」、「とんがり」がない。

だからいっそ、あまり人のやらない「田舎暮らし」をとんがりにした。

というだけであり、「変化」ではないのである。

こういう話、けっこう身近にもあって。

商い。

人のやらないことでしか、商いが成立しない時代になっている。

ところが、「人のやらない」がけっこう難しい。

たいていのことはやってしまっている。

まあだから、たとえばプライシングや企画で面白さを出す昨日のような方法が有効になってきてるのですが・・・

*あれからまた一つ、キッチン席(皿洗いしながらつまみ食い、つまみ飲みできる一番高い席)が売れました(笑)

ただ目先をちょろっと変えてみただけではだめで、やはり本質というか、人が何を面白がるのか、ということを知る。それこそが商人の日々の努力シロだと思います。

いつもの自分の生活圏を離れる、とかね。
でもそれが一番必要な人ほど、出ない。人間って、不思議やね。

<お知らせ>
7月6日と7日、NewsPicksさんで『ビジネスを育てる』関連記事が掲載されます。前編・後編と2日にわたって。

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