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やめる・はじめる②外食・自炊

リモートワークの利点は数あれど、業務そのものよりもむしろ真っ先に挙げられるのは「通勤に要する時間とそれに伴うストレス」からの解放ということに異論はないのでは。

何よりも変化するのが食生活。以前から基本的に休日は料理をするが、仕事に行く日はまず台所に立つことはない。昼も外食だ。もともと料理自体は嫌いではない。自炊することのメリットはいくつも挙げられるがデメリットは思い浮かばない。それでも、週に5日という出勤日にとても料理する気にならないのは、精神的余裕がないからだ。切る、煮る、盛る、洗う・・・そういった一連のプロセスを「買う」ことで一気に端折ろうとしているだけ。豊かさとは程遠い。しかしそれが週一ならまだしも、週7日のうち5日って。こういう状況で改めて考えると、「週5日フルタイム」という固定概念が、いかに「当然のこと」としての代表格であったかということ、それに疑問を持たなかったことこそが異常であったとさえ感じている。

外食もままならぬこの状況で、基本は毎食家で食べるという方向にシフトすると、食に対する考え方が大きく変わる。そして考え方が変わると当然だが生活や行動も変わる。「当たり前」だと思っていたことの先に、新たな扉が開いた瞬間。こういうことって実は山ほどあるのではなかろうか。「食べ方は生き方」「自分の身体は自分の食べたものでできている」という意味をしみじみと実感している。


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