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人的資本経営をテーマに、教育実践者としてファイナンスのプロと話をしてきたらいろんなものが見えてきた話。

皆さんは、自分が毎回楽しみに更新を待っているというメディアはありますでしょうか。

私の場合、いつも楽しく聞かせてもらっているポッドキャスト番組に「SONOSTA」(ソノスタ)というチャンネルがあります。カバーには、「投資、金融、経済を楽しみながら考えるポッドキャスト」とあります。

ソノスタって、どういう意味だろう、投資や金融、経済のような領域で、私の知らない用語があるのかな、もしくはこのあたりのどこかの国の言葉かなと思ったんですが、以下の言葉の頭文字をとった言葉だそう。

知(S)ってもお(O)金もちにはな(N)らないが、お(O)金を知(S)ることは楽(T)しい遊(A)び

どうりで聞き慣れないわけです笑

投資、金融、経済という前提を取り払い、単純にソノスタと聞くと、どこかのスタジアムかなというイメージもあり、金融をテーマにした番組のタイトルというものに違和感がありましたが、面白いもので、ずっと聞いてくると、愛着が湧いてきます。そして、毎回、とても勉強になります。

今ではソノスタと聞くと、番組の冒頭で必ず流れるマサキさんの説明の声が浮かんできて、「ニヤリ、今日はどんな話を聞かせてくれるのかな」と言う状態になります笑

この番組、マサキ(主に司会進行や鋭い質問をぶつける役)とシゲさん(金融・ファイナンスのプロ)の二人が毎回異なるテーマについて話をしていくという建付けになっています。

お二人とはかれこれ数年に渡って交流をさせてもらっているということで、過去68回の放送がある中で、私は全ての回を聞かせてもらっています。毎回ではありませんが、すごく印象に残った回があった時には、二人に私の感想を伝えたいとメッセージを送ることもあります。

聞いているタイミングとしては、主に移動時の電車の中や運転中という感じでしょうか。だいたい1本辺り20分程度のがいくつかのシリーズになっているものが多いので、少し再生速度を上げて聞くと、東京での電車移動にちょうど良いという感じです。

そんな中で、先日、マサキさんから「森本さん、ソノスタに出演してみないですか」と声をかけていただきました。

前々から、聞かせてもらっていたということもあり、また過去、ゲストで登場されている方々がすごい人ばかりということもあり、自分なんかがこの番組に出て良いのだろうかという思いはあったんですが、私なりに、世の中の人に伝えたいことも溜まってきたので、「ぜひ出演させてください!」と、2つ返事でOKをしました。

そして、11月27日(月)の午後に池袋の貸し会議室で収録をさせてもらってきました。

収録後に記念に撮った写真がこちら

収録にあたり、どんな話をしたら良いのか、どんな流れで進むのかなど、いろいろと気になっていることはあったんですが、基本的には私がやりたいように進めて良いということでした。

それであればと、ソノスタと、ここ最近の私の仕事との重なりを考えて、人的資本経営について話をさせてもらいたいと提案をしました。ちょうど、資本というテーマはソノスタとも重なりがあるのと、最近の世の中のテーマ感ともフィットするのが良いのではないかと考えたのです。無事、快諾をいただき、人的資本をテーマにお二人と話をさせてもらうことになりました。

私は、HRのプロではありますが、金融・ファイナンス領域の知識には明るくないため、このお二人と話をすることで良い学びの機会になりそうだとワクワクしてきました。

そうなってくると、次は、どんな形で準備を進めていったら良いだろうということが気になってきます。聞いたら、当日のライブ感を大切にするために、事前には打ち合わせはしない方針だとのこと。

おおー、マジですかと思いました。打ち合わせがないのは、時間が取られず、良いと言えば良いような気がしつつも、こういった番組の出演に不慣れな私は、いきなりだとどうなっていってしまうのかわからないという不安に感じた部分も正直ありました。

そして、日頃の仕事で、私的には、「これであればもう絶対うまくいくので、わざわざ打ち合わせなんてしなくても大丈夫」と思っている時に、打ち合わせを要求してくるお客さんの気持ちがちょっとわかった気がしてきました。

不安なままでいても仕方がないので、であればと、「だいたいこんな内容のことを話そうと思います」というのをドキュメントにまとめて送り、なんとなくだけ方向性をすり合わせる形ですすめさせてもらいました。

「人的資本経営でやりたいです」と申し出たのは私なわけですが、申し出たタイミングでは、こんな感じかなというのはなんとなく頭の中にはありつつも、具体的にどんな話をしたら良いのかはまだ全然はっきりとは見えていません。

ということで、頭の中にあったぼんやりとしたイメージを具体化しようと、考えていきます。自分でもびっくりしたんですが、一度、こんなことを話そうとメモを書き始めると、話したいことがドバドバと出てきます。

できあがったメモを見ると、これはさすがに長くなりすぎて誰も聞いてられないぞと思い、テーマごとにいくつかに分けていきました。その結果、全部で5回分の原稿に近いものが完成しました。それを二人に送ったら「いいですね、もう5話分の収録をしましょう」ということで、5話分も話をさせてもらうことになりました。

その第1話が1月5日に公開になったのです。

今後、毎週1話ずつアップされていくということなので、私も楽しみに毎回のを聞いていこうと考えています。

昨晩、第1話を聞いてみたんですが、収録から1ヶ月が経っていたということもあり、その期間、また別のプロジェクトで頭がいっぱいだったということもあり、ぶっちゃけて言いますと、もう自分でもどんなことを話したのかを全然覚えていませんでした。それもあり、とても興味深く聞くことができました笑

改めて聞いてみて思うのは、マサキさんの進行の上手さと、シゲさんの解説のわかりやすさですね。

そして、私の話を聞いての私としての感想としては、「この人、めっちゃロジカルに話をする中で、ちょいちょいエモスイッチが入るな」というものでした笑

こうやって自分が話をしているのを聞いてみると、普段から、企業研修などで、人前で話をすることは少なくないですが、基本的には人から必要とされたテーマで話をするばかりで、自分が話をしたいことを、自分が話をしたいように話すという機会は全くない状態であることに気づきます。
それもあって、今回は、とても良い機会をいただけたなと思いました。

内容に関しては、ぜひ聞いてみていただけるとありがたいのですが、簡単に言いますと、「人的資本経営というキーワードが高らかに宣言され、これから企業や組織経営は大きく変わっていかなければいけないタイミングが来ているが、この変化は、実は会社のためのものというよりは、個人のためのものとも捉えられるものであり、いわゆる従業員の方々は、みんなこの波に乗っていった方がいいのではないか」と言った話になっているかなと思います。

もう少し掻い摘んで言いますと、「人的資本経営について真剣に考えた方がいいのは、経営者や人事というよりは、一人ひとりなのではないか」ということです。

改めて、第一回目はこちらから聞くことができますので、ぜひ聞いてみていただけたら嬉しいです。感想、コメント、質問もお待ちしております。

今日も素晴らしい学びの機会をどうもありがとうございました。





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