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「鎧を脱ぎたい」に対する答えは自然体な関係をつくることではなかった

・長谷川さんのプロフィール画像の微妙な髪型なんだ?
・マクファーさん最後のホテルでのデートの時キスしたそう感エグくない?
・尾崎さんのお母さんなんか狂気を感じて怖くない?
・てか、靴ニキのインスタチャラくない?

アラフォーのファッションじゃないだろ


バチェラー4に引き続きバチェロレッテ2もなんだかんだ見てしまい、なんだかんだ楽しんでしまいました。


色々感じたこと、学ぶことも多かったので、久しぶりにnote書いてみます。(深夜3時に書き始めることじゃない)


長谷川さんがデート中にうんこを漏らさない限り長谷川さんだろうなと思ってましたし、見てる人の多くがそう予想していたように感じますが、尾崎さんが選んだのはマクファーさんでしたね。


てか、小出さーーーーーーーん!!!
(僕は小出さん推しでした。なので、小出さんにも後半触れます。)

2.5代目J Soul Brothers感

ここで読むのをやめないでください。ここからちゃんと書きます。

この人は〇〇な経験や過去があるから、△△な考え方や行動をする人だといった書き方をしますが、決めつけてる訳じゃないのでご容赦ください。


尾崎さんが言う『鎧』ってなんだよ話


今回のバチェロレッテ2のキーポイントの1つは、尾崎さんの『鎧』ですね。
尾崎さん曰く、今回の旅のテーマは「『鎧』を脱ぐこと」だと。


我が推しの小出さんは漢気ポイントをゲットするために、勇敢にも『鎧』の話にちゃんと自分の考えを伝え、そして散っていきました(泣)。
結果論ですが、その話に深く踏み込むのが早すぎたように思います。


割と港区感強いよね

尾崎さんの『鎧』ってなんだったんだ?『鎧』をどうしたいんだ?


結論から言うと、
『鎧』とは、周囲が作り上げている尾崎美紀像のこと。


周りの人は尾崎さんのお母さんも含めて。
尾崎さんにこういう人間であってほしい、いやあ尾崎さんって美しくて経営者としても成功してて完璧ですよねーといった、周囲から期待されている完璧人間的な人物像。


最終回で尾崎さんが中学生の時にいじめをうけていたことをマクファーさんに打ち明けました。

自分がいじめを受けていることに家族が悲しんでいる様子を見て「あんまりみんなに心配かけたくないなと思って、長女だし。そこから性格が変わっていった。」と。

新卒の最終面接を思い出しました



恐らく家族の悲しみの質に違和感を感じたんだと想像します

家族が、自分がひどい目にあっていることにちゃんと心を寄り添い悲しんでいるのではなく、「いつも笑顔でクラスの中心にいる理想の美紀さん像が壊れたこと」で家族が悲しんでいることに気づいてしまったんじゃないかなと。



尾崎さんのお母さんが登場された、バッキンガム宮殿みたいな家はあくまでTVショー用のレンタルハウスだと思いますが、実際恐らく裕福な家庭で、やや過干渉的に箱入り娘として育てられたのだと思います。

あのお母さんの狂気や、娘に対しても敬語で話す感じを見ても。長女ということもあって、親の期待が大きく、自分たち(親)が成し遂げられなかったことを含め、娘に託して(表面的なスペックの高さを中心に)理想の女性に育てたいという想いが強かったのかなと。

尾崎さんは、それを、いじめを受けて家族が悲しんでいる様子を見て違和感を感じた時に中学生ながら確信したのだと思います。


中学生というまだ精神的に不安定な、自己が確立されていない時期に、そういう原体験があったことで、尾崎さんが言う『鎧』が産まれた。

整形されたみたいな噂もありますが、周囲が抱いている尾崎美紀像に少しでも近づけるために、ルックスや地位(経営者)など、できることはやっていった。


『鎧』はやや普通でない家族環境と、いじめを受けた経験から産み出される反骨心に根差したものだと自分は解釈しました。


尾崎さんは本当に『鎧』を脱ぎたいのか?


答えはNoだと思います。

中学生時代の原体験から、自分で努力して得たルックスと社会的な地位に、自分も否定的な感情はない、ある意味満足していて、現在の自分に充実感を感じていて、『鎧』こそが現在の自分を支えている。

『鎧』を脱いだ、本当に自然体な自分もそれはそれでいいのだけど、
今現在周囲とうまくやれている/認められているのは『鎧』の自分で、脱ぐことは出来ない、
別に脱ぎたいと強くは思ってないというのが本音なんじゃないでしょうか。
どんどん『鎧』の自分が大きくなってきている。


でも、共感できます



じゃあ、なんで「『鎧』を脱ぎたい」とおっしゃてたのか?



それは、『鎧』を脱いだ本当の素の自分で幸せになれることを期待していた、そこに(小さな)望みを賭けていたから。



長谷川さんは、素の尾崎さん、自然体の尾崎さんを引き出すことに一番近づいていた存在だと思います。だから、途中までは一番といっていいポジションにいた。

ラストの去り方がかっこよすぎる

ぶっちゃけ、男性目線から見ると、長谷川さんは初手が奥手気味なだけで、今まで十分にモテてきた恋愛強者。普通の男性から見ると圧倒的にお姫様なスペックが高い女性に対しても、お姫様扱いはせず、対等に接することができ、周りの男性とベースの差別化ができるタイプ。



いや、誠実でめちゃくちゃかっこいい男からも憧れられ支持される男性なんですよ。
でも、SNSで女性が支持している長谷川さん像と、実際の長谷川さん像(仮説)にはややズレを感じます。

バチェロレッテ1の杉ちゃんのような、まっすぐである意味不器用ながら、女性に対してきっちりまっすぐな想いを伝えていく存在を、番組としては長谷川さんに担ってもらうことを期待していたのだと思いますが、長谷川さんは結構な恋愛テクニシャン。

でも尾崎さんは杉田さん絶対選ばない



長谷川さんがもたらしてくれる、『鎧』を脱いだ素の自分に、尾崎さんは居心地のよさを感じるものの、
どこか満たされない気持ちがあった。どこか『鎧』の自分もしっかり肯定してくれることを求めたい物足りなさがあった。
それが尾崎さんの本音、旅の中で気づいた(正直自分でも認めたくない)深層の気持ちだったように思います。



その点マクファーさんは、「本当綺麗ですね」「天使かと思いました」とある意味で表面的な尾崎さんの良さを肯定し続け、『鎧』を脱いだ尾崎さんに踏み込むことはあまりしなかった。いじめの話を聞いた時も深堀はせず、ただ尾崎さんを肯定していた。ずっとお姫様扱いだった。

みんな悪く言うけど、マクファーさんいいと思う



正直マクファーさんが狙ってやっていたのかはわからない、たぶん狙ってはやっていないようにも思いますが、ひたすら尾崎さんの今と過去を肯定しつづけたのが最後に選ばれた理由だと思います。



尾崎さんの「『鎧』を脱ぎたい」に対する答えは
自然体な関係をつくることではなく、
『鎧』を着ている今も、そして『鎧』がなかった過去、『鎧』を脱ぐであろう未来も肯定することだった。



過去の辛い原体験があった尾崎さんだからこその選択だったなと思います。
たぶん一般的には長谷川さんの方がモテる。



自分にコンプレックスがある(過去に辛い経験)があるからこそ、努力して今の自分を作り上げた。だからこそ今の自分をひたすらに肯定してくれる(否定しない)存在をパートナーとして選ぶ。

これ、黄さんが秋倉さんを選ばれたのと近しいですね。
よかったらバチェラー4について書いた記事も読んでいただけると幸いです。


マクファーさんの序盤の、周りの男性を気にせず、ただ尾崎さんを振り向かせるための強引な姿勢は個人的には支持しますけどね。
尾崎さんからは男性内でのやりとりは見えない訳だし。あくまでTVショーだし。


てか、あまりに長くなって小出さんにあまり触れられてないな?
次回は男性メンバーの気持ちに焦点を当てて書きたいなと思います。
ではでは。




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