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労務管理のよくない会社は、結局は損をしている例

今回は、入社手続きのときに、お客様から聞いた話をシェアします。
※守秘義務上、一部脚色・改変しています。

とある関与先様から、入社手続きを代行したときのこと。
前の職場を退職するときに、有給休暇を使わせないと出勤を強要され、
使い切らないまま、退職したそうです。


もっと話を聞いてみると、普段から職場環境や労務管理に
納得のいかないところが多くあり、退職したとのことです。


その職場は、顧問社労士がいたとのこと。
名前は伏せられましたが、地元でも有数の規模の、社労士とのことでした。


もちろん、その社労士は、指導自体は適切にしていたのかもしれない。
事業主が、社労士の言うことを聞かなかったのかもしれない。


ただ、その先にどんな事態が待っているのか。
考えさせられました。

従業員は、現在あるいは将来の顧客でもあります。
言わば、ファンになる可能性のある人。
そのような人を、アンチにしてしまうのは、明らかにマイナスです。

特に、退職前後のトラブルは、悪い印象をずっと引きずります。


それを目の当たりにした関与先様。
荻生に法令遵守をやかましく言われる理由が、身をもってわかった、と。
(丁寧な説明を心がけているはずですが・・・、きつかったですかね。反省)
この方が、今回は不満なく働いていただけるよう、引き続き支援していきます。


目先のことも配慮しつつ、長期的な会社の発展、ステークホルダーとしての従業員(将来の顧客予備軍)という視点から、法令遵守、そして労務環境の改善を、いかに作っていくか。


どの会社にも、あるいは経営者にも通用する答えは、無いと思います。
これからも試行錯誤しながら、見つけていくと思います。


こんな感じの社労士ですが、ご相談お待ちしております!


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