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カリフォルニアで目覚めた『自分軸』

協調性と個性

僕は日本に住んでいた時は周りの人の様子を伺いそれに合わせてその状況に応じた自分をつくっていました。
しかしながら、アメリカに移住してからその考え方は変わりました。アメリカでは「自分は自分」という考え方をもった人が多いと感じています。

これは学校教育で「協調性」を重要視する日本と「個性」を重視するアメリカの違いから生じていると考えています。

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他人軸と自分軸

これを一言で表現すると「他人軸」と「自分軸」という言葉が僕の中では一番スッキリ当てはまります。

日本の人はその時々の状況により周りに合わせた自分をつくる事が多いので、軸が「他の人」となります。
しかしアメリカでは、まず「自分の考え」があって他人と接するので軸は「自分」になります。

これは「自己確立」みたいな難しい話しではなく、もっとシンプルな社会構造が根底にあるのではと考えています。
アメリカは建国してからまだ250年以下の歴史しかなく、元々色々な国の様々な文化や宗教が違う移民によって構成されています。
3人の人が居てその3人の人種や考え方が全く異なる場合、みんな考えている事や常識がバラバラなので他人に合わせ様が無く、「他人の目を気にしても仕方ない」という考え方が根付いたのではないでしょうか?
実際に生活してみると、本当に色々な人がいてビックリします。

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一方、単一民族の日本は「相手の考えを察する事は大事」という教育を受けて来たので、他人の事は常に気にかけてしまいます。

サーフィンで気づいた自分軸

僕の考え方が変ったのは、アメリカでの仕事や生活を通じてというよりカルフォルニアで始めたサーフィンによる影響が大きいかもしれません。
日本で仕事をしていた当時、何かうまく行かなかった時はその原因は自分でなく他人や会社のせいにしていました。
社会が悪い、会社が悪い、上司が悪い等々・・・・
しかしながら、そんな考えを持っていても目の前に起こっている問題は全く解決されません。

サーフィンはひとりで行うスポーツで、毎回コンディションが変わる自然を相手に戦わなくてはなりません。
上手く波に乗れない場合、どんな言い訳をしても全て自分の責任です。
この事は仕事の処理や人間関係にも共通しているのでは無いかと色々考える様になりました。
その結果、自分が無意識に使っていた「他人の責任にする」という考え方が間違っている事を気づかされ、日常生活や仕事・人間関係の問題は自分を起因としていて、問題があった時の対処法は自分が動けば解決できるという考えを持てるようになりました。

あるプロジェクトで外注スタッフを雇い、そのスタッフがミスをして現場が混乱に陥ってしまった場合、問題の原因はそのスタッフに仕事を任せてしまった自分であり、もし上手にフォローできていなければそれは自分の力不足です。その仕事を受けるにあたり、「アウトソースする」「自分で全て行う」「難しそうであればその仕事を断る」という選択肢は自分にあったはずです。結局自分で選んだ答えが間違っていたという事が原因となります。

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自分でコントロールできる方が楽

上記の考え方は全部の責任を自分で背負っている様で辛く見えるかもしれませんが、実は他人の責任にするよりすっごく楽になります。
何か問題が起こった場合、他人の責任と考えればその解決は他人が動いてくれないとできません。
しかし、自分が原因であれば自分が何かアクションを起こす事で自分で問題解決に導けます。決して自分を責めるのではなく、前向きに自分の力で問題解決に取り組めるのです。
そうやっていくつか経験を重ねていくうちに、物事を自分の意思で問題をハンドルできる様になり自分に自信もついてくるので色々な事がいい方向に動いていきます。

結論として、軸を「他人」と「自分」どちらに置いた方が、自分の仕事や生活がもっとHappyになれるかをシンプルに考えれば自分なりの正しい選択ができると個人的には考えています。



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