家のことも両親のことも恥ずかしいから人前で話してはいけないと思っていた|アダルトチルドレン克服のための過去日記④
母親は昔から世間体をよく気にする人だった。
「勉強していい大学に行け」という理由は、将来の選択肢を広げるためでも大企業に就職するためでもなく、「大人になって学歴を聞かれたときに恥ずかしいしバカにされるから」だった。
保護者会のあとなどにみんなで食事に行って、みんな高学歴ななか学歴を聞かれて恥ずかしかったらしい。父親も無名な大学で無名な会社のサラリーマンだし、私も地元の田舎の大学だし、私たちのようにならないでほしいと散々言われた。そう刷り込まれたから、友達の前で両親の仕事の話