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仕返ししないと母親に怒られる|アダルトチルドレン克服のための過去日記①

これは私がアダルトチルドレンを克服するために子供の頃の記憶を振り返る過去日記です。

「やられたらやり返せ」が私の母の教えだった。
小学校低学年の頃、クラスメイトに頭を叩かれたり、つねられたり、みたいなことがよくあった。いじめとかではなく、そのくらいの年頃だと、じゃれてるつもりで悪気なくそういうことってよくあると思う。

でも、母はそうは捉えていなかった。私がいじめられることを心配して小学校受験させるほどの心配性の母は、私が友達に叩かれたと話すと、やり返しなさいと怒った。叩かれたりしてやり返せなかった日は、事細かに状況を聞かれて、怒られた。なんでやり返せなかったのかと問い詰められた。私はいつも泣きながら話していた。明日でもいいからやり返してきなさいと言われて、うまくできなかったら母に怒られると緊張しながら学校に行った。

ある日、母から言われた通りにクラスメイトの男子をひっかいたことがあった。その男子が先生に言いつけて、後日その男子と私と先生で話をしようと割と大事になった。それを母親は褒めてくれた。先生に何か言われたら「お母さんにそうやれって言われた」って説明しなさいと言われた。先生との話し合いは、最終的には小学生らしく握手で仲直りという感じだったが、これで母親が満足してる理由がわからなかった。

今思えば学校で起きたことを逐一報告なんてせずに黙っていればよかったのにと思うが、小学生の私は母に今日は何もなかったという嘘をつくことができなかった。

私の小学生の記憶は、叩かれたりひっかいたりしているところと、母親に怒られて泣いてるシーンばかりだ。

恋愛しない人が浮かない世の中に変える活動をするために使います。エッセイ以外にも小説を書いたり、歌も作っています。