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Craigellachie

一般的なカタカナ表記は「クレイゲラヒ」で自分もそのように記憶していたけど、実際の発音は「クレイゲラキ」らしい。投稿タイトルどっちにしようか迷ったけど、本質的にはどうでもいいことなのでアルファベット表記にした。外来語を和製英語として発音するか、実際の発音に忠実に発音するか、という議論は色んな分野で散見されるけど、個人的には議論そのものが極めて不毛なことだと思っている。どっちでもいいよ、そんなの。

東京駅の八重洲地下街にある「リカーズハセガワ」にて購入。モルト買うのは久しぶりだなあ。先日、祖父母の十三回忌の時に酒好きの叔父さんとモルトの話をしたら何だか急に新しいボトルを入手したくなった。

八重洲地下街にはリカーズハセガワが二店舗あるけど、奥まったところにある本店の方は試飲ができることで有名。というわけで僕も試飲してみた。グレンファクラスの21年。ボトルで買ったら1万円近くするけど、それを200円で試飲できるのだから素晴らしい。この味は確かに僕が知っているグレンファクラスの味わいだった。けれど21年のヴィンテージの重みを感じ取ることはできなかった。まだまだ修行が足りない。僕が持つのに相応しい酒ではないだろう。

というわけで、何か手頃で飲んだことのない銘柄を、なおかつ普段飲んでいるハイボールをスーパーハイボールにアレンジできるものを、と考えながら選んだのがこのクレイゲラヒだった。確かホワイトホースのキーモルトだったよな、という曖昧な記憶だけが頼りだったけどその記憶は概ね合っていたようだ。今ではデュワーズにも使われているとかなんとか。

さて、このクレイゲラヒをストレートで飲んだファーストインプレッションは「甘い!」だった。なぜか二杯目に飲んだ時にはその印象が薄れていたけど。いいね。甘いモルト好きだ。モルトにはまった最初の頃はアイラのクセの強さが気に入ってたんだけど、あれはいわば「違いが分かることの嬉しさ」が根源にあったような気がする。その味自体を気に入っていたわけじゃないというか。実際に僕の自宅のボトル在庫はアイラ系の銘柄がいつまでも飲みきられずに残っている。ラガヴーリン、アードベッグ、カリラ、、、。一方でグレンリベットやマッカランなんかは買ってもすぐに飲みきってしまう。

デュワーズとクレイゲラヒのスーパーハイボールは美味しかった。でも一番美味しいと思った飲み方は、クレイゲラヒをストレートで飲んだ後にチェイサーとして飲むデュワーズのハイボールだった。

※2017年11月25日の日記


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