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表参道 - 表参道ヒルズ12周年パーティ

会社の素敵女子から「行けなくなったのでよかったら」と貰ったチケット。彼女の説明は「タダ酒が飲める」という点にフォーカスされていたので、余り深く考えずにふわっと「ビアガーデン的な世界観」を想像していたのだけど、よくよく調べてみたら酒を飲むことは別にこのイベントの趣旨ではなかった。

http://www.omotesandohills.com/sp/party2018s/

いくら僕が飲兵衛だからって、このイベントの概要説明として「タダ酒飲める」は余りにも雑すぎるのではないだろうか。とはいえそんな風に扱われる自分のキャラクターも嫌いじゃない。

改めて詳細を見てみると、表参道ヒルズを舞台にした完全招待制のイベントでありながら、ドリンクのラインナップはまあまあ庶民的だ。バランタイン、マリブ、ビーフィーター、カルーア。これ全部近所の西友でも売ってるやつだね。ブラックニッカ、いいちこ、ギルビー、赤玉ワイン、てなラインナップじゃないだけマシか。それはそれで楽しそうだけど。

小癪にもこのイベントにはドレスコードがあって、それが「今年の流行色、黄色をコーディネイトに取り入れろ」というもの。黄色のアイテムなんて阪神タイガースのユニフォームくらいしか思いつかない。しょうがないから会社帰りにその辺の服屋で黄色いネクタイを購入した。980円也。

980円のネクタイぶら下げた焼鳥好きの中年男が表参道ヒルズのセレブなパーティにノコノコ足を運ぶ。「分不相応」「疎外感」「泣き寝入り」などという不穏な言葉が脳裏をよぎる。

とはいえ実は一人で参加したわけではない。一枚の招待券で三人まで入れるということなので、会社の若いのを二人拘束した。

実際に参加してみたらどうってことのないイベントだった。完全招待制なんて言っても、招待客は僕と同じような馬の骨みたいな連中ばかりで特別なセレブ感は無かったし、ヒルズ内の飲食店ではまあまあ不愉快な思いもした。

良い経験だったけど、僕はやっぱこういうのは向いてないんだろね。

焼き鳥食いてえ。

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