八月病
ビアガーデン!ナイトプール!夏フェス!花火!バーベキュー!海山川!いやっほうベイビー、夏やんけ!
・・・というような底抜けのエネルギーが僕のような中年男の肉体および魂に宿ることはもはやない。涼しい場所から動きたくない。冷房が大好きだ。ジョージアのアイスコーヒー(ヨーロピアンまたはジャパンクラフトマン)などをすすりつつ地味にギターを爪弾きながらまったりと過ごしたい。今年の夏は暑さが厳しすぎる。少し外を歩いただけで行き倒れになりそうな身の危険を感じる。
しかしとはいえ、もともと僕は若い頃から余り夏を活動的に過ごすことがなかったような気がする。人並みにビアガーデンや花火、バーベキューなどに行くこともあるし、そういう催し自体は好きだけど、毎年八月は何だか色々停滞する。
ガキの頃から夏休みを持て余すタイプだった。学校は行きたくないから休みなのはいいのだけどやることが特にない。七月のうちは「やったぜ夏休みだ!」と気分が高揚しているのだけど、八月に入った途端に一気にトーンダウンする。四十を過ぎてもガキの頃と同じような温度感で八月を迎えている。進歩がない。これはきっと八月病という不治の病なのだろう。
写真は妹夫婦が最近飼い始めた猫。保護猫を引き取ったそうだ。僕と違って子猫は元気いっぱい。
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