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浅草 - Bears Table

会社で目をかけていた若い奴の結婚パーティ。おめでたい席だけど、会社がらみだと面倒なシガラミもあったりして。

まずこのパワハラ上司が呼ばれていた。新郎も退職する時にまあまあ嫌な思いをしたはずなんだけど、会社の人間関係ってのはほんとめんどくさいね。フリーダムサラリーマンを標榜する僕なら絶対呼ばないけど、新郎はまだ若いし、一応は世話になってもいるから無下に扱うわけにもいかないのだろうな。

そしてそのパワハラ上司に虐げられて会社を辞めた子(Kちゃん)、今から辞めようと思っている子(Nちゃん)も居合わせた。パワハラ上司は今は僕の上司だけど、昨年度までは彼女たちの上司だった。

僕らよりも先に会場に到着していた上司。一方で、神谷バーでゼロ次回を開催してから6人で乗り込んだ僕ら。僕は当然のごとく目も合わせず言葉も交わさずに通り過ぎたのだけど、後で聞いたら他のみんなも誰も挨拶してなかったようだ。僕はへっちゃらだけどみんな大丈夫なのだろうか。余計な心配かな。

終わった後も「パワハラ上司が出てくる前に帰りましょう!」「嫌われるようなことしたんだから当然ですよ!」と言って挨拶もせずにそそくさと会場を後にする僕ら。

すでに辞めたその子は僕と違って本当に心根の優しい子で、どれだけ嫌な思いをさせられても、それでもその相手のことを悪く言ったりするのは苦手な子だ。そんな子にここまで言わせてしまった罪は重い。

ちなみにパーティそのものはとても愉快でハッピーだった。よくあるチーム分けのクイズ大会では我がチームは満点を叩き出した。けれど他にも満点だったチームが2チームあったので(ちなみにそのうちの片方はパワハラ上司チーム)、最終的には代表者によるジャンケンで決定戦が行われることになった。

俺が行こう

と、自ら進んで決戦の地に赴く僕。我ながらかっこいい。ちなみに腰抜けパワハラ上司は出てこなかった。なぜだかこの時、「必ず勝てる」という根拠不明な自信に満ち溢れていた。そして実際に僕は勝利を勝ち取った。「きよひこさん、すげえ!かっこいい!あの人絶対エライ人でしょ!」と同じチームになった新郎の幼馴染がずっと興奮していたらしい。ありがとう。でも残念ながらエラくはないんだ。

一方で同じチームだった K ちゃんと N ちゃんは「●●さんの結婚パーティでコーラ一気飲みしたシーンを思い出してハラハラしましたよーw」とか言ってて全然期待されていなかった。ちくしょう。

前から応援している某ラーメン Youtuber が司会をしていて興奮した。一緒に写真撮ったりしちゃった。ミーハーか。


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