見出し画像

私は最近本を読まなくなりました。私は太古の歴史が大好きで、古本屋、図書館に入り浸り、発見すると即買いし、帰宅して即読み続けるという生活でした。60代後半になって、目が悪くなり最近はめっきり読まなくなりました。そんな中、一部の「漫画」だけは、今でも読んでいます。

画像1

凄いと思うのは、2つあり、その一つがゴルゴ13!です。

学生の頃から読んでいた。超ロングセラーです。ゴルゴ13は、常に冷静沈着。しかも絶対にミスをしない。(ドクターXの大門みちこドクターと一緒ですね。)さいとうたかおさんの凄い所は、なんといってもとてつもない世界観と政治経済に詳しい事だ。私は、ずいぶんと勉強になりました。さいとうたかおさんは、どこで勉強してきたのか、不思議だった。普通の漫画家とはあまりにも世界観が違い過ぎるのだ。非常にスケールの大きい漫画なのだ。映画にならなかったのが不思議です。舞台は、常に外国で、しかも、かなり具体的な内容なのだ。ほんとうに見てて夢が有り、目をつぶると外国の映像が現れ、妄想の世界に突入できるのだ。もっとも、ゴルゴ13を演ずることは不可能だし、手を挙げる俳優さんは存在しないだろう。

しかし、さいとうたかおさんが、他界されました。非常に残念です。さいとう先生のご冥福を、心からお祈りいたします。

画像2

こち亀も凄いです。私が高校生の頃に夢中になって読みました。あまりにも非現実的な発想で、超攻撃的というか爆発的というか、笑い過ぎて涙が出て、ストレス発散出来ました。それが今でも続いているというのが凄いです。最初の企画時点での発想が素晴らしいと言う事ですね。交番の中で競馬新聞を読み、公金は使い込み、おまわりさんでありながら、自分で勝手に悪質な商売をする。でも、憎めないお巡りさんです。私も浅草生まれなので共鳴できたのでしょうね。

こんなお巡りさんは、絶対に居ません。そこが漫画の良い所ですね。

画像3

こち亀は、ゴージャスな女性がたくさん登場します。

さいとうたかおさんとは、ちがう世界観で、海外の人たちが登場する。あまりにもハチャメチャな人ばかり。それが、驚かせられることばかり。

画像4

同僚の作り方が素晴らしい。日本では存在しない超財閥のお坊ちゃまと、お嬢様なのだ。こんな方々が、おまわりさんになるわけがない!私の様な庶民が考えそうにない発想なのだ。そういう既成概念をぶち壊した漫画だった。交番勤務のおまわりさんが、プライベートジェットに乗ってくるわけないし、フェラーリ乗り回して交番に出勤してくるわけがない。それが、我々読者にはたまらなく楽しいのでした。


画像6

画像7

秋元さんの漫画は、東京の庶民の描画が多い。これは、地方出身者が絶対に真似の出来ない所である。(だからと言って、地方出身者を攻撃する気持ちは、一滴もありません。むしろ大好きです。誤解しないようにお願いします。)てきやさんとか、やくざとか、ばんばん登場する。でも、なぜか憎めない、やくざたちなのだ。なんか、お友達になりたくなるような性格の(てきやさんや、やくざ)がたくさん登場する。どこか憎めないのだ。

読書の秋2021

画像8

警察官の制服を着て、街で商売するなど、絶対にありえない光景が、笑いを誘います。

画像9

第一巻の両津。現在の両津とは違い、普通の一般人に近い顔つきだ。

画像10

現在の両津。とても野蛮で個性的。

画像11

関西人のギャグも、うまく取り入れています。しかもいい女。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?