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おすすめ読切マンガ5選+α(2024年3月前半)

毎日何かしらの読切マンガが雑誌やweb、アプリなどで大量に世に発表されて読み切れないと思うので、忙しいひとのために話題になった読切や個人的に響いた読切をピックアップ!とはいえ、今回はそこまでたくさんは読めませんでした…!
2月のまとめは以下のとおり。


1. 『地の底の天上』竹良実

(月刊!スピリッツ 2013年11月号掲載、ビッコミに期間限定再掲載2024年3月2日)

わー!これまた読みたかったんだ!再掲載ありがとうございます!!!
超名作です!!竹良実先生のデビュー作!
紙幣の制作者と贋作師、互いに顔も知らない天才二人だけが到達できた高みで分かり合えた話!感動で震える!!
この公開を逃すと、読める手段が無くなる可能性があるのでお見逃し無く!
連載作品ももちろん素晴らしいんですが竹良先生の他の短編もまた絶品なので、『不朽のフェーネチカ』も読んでみてほしいです。こちらは85pの読切で電子書籍化されています。


2. 『おさななじみのひと』菰田コトヒロ

(少年ジャンプ+掲載、2024年3月1日)

幼少期に別れた幼馴染を今でも密かに慕う、沙粧立花。高校で久しぶりに再会した幼馴染の口からは「俺を踏んでほしい」と埒外の提案が…!?

少年ジャンプ+

めっちゃよかったです!!
ピュアな恋愛でありつつ深い性癖まで突っ込んで、思春期の有り様を描きつつ笑える要素まで詰め込まれていてバランス感覚がすごい!
列は笑っちゃう!
ジャンプGIGA2023WINTER掲載の読切『モーニングルーティン』も青春していながら角度ついててめちゃくちゃよかったので、これからも楽しみです。


3. 『写して』山本登

(少年ジャンプ+掲載、2024年3月7日)

今年で高校卒業となる洲崎和は誰しもがいい感じに写りたいもの――“卒業写真”の撮影に臨む。過去の出来事から和には譲れない写真姿の一線があるのだが、校則に阻まれてしまい、人生最大のピンチに立たされることに…!小さいかもしれないが当人にとっては大切なもの、そんな一瞬を切りとった山本登先生の鮮烈なデビュー読切登場!!

少年ジャンプ+

めっっちゃ面白かったですー!!
卒業アルバム個人撮影時の譲れない一線を巡る騒動。
厳しい校則と高圧的な教師、そして一生ものの写真に懸ける覚悟が合わさって後半の盛り上がりが最高でした!!
過去に対する回想になったことでさらに時間に厚みが出てグッときました! めちゃくちゃ好き!!
過去の読切『ザファーストピッチセレモニーライフ』もよかったです。


4. 『無敵の女』山崎虔十

(漫画アクション2024年5号、webアクション2024年3月8日掲載)

駅のホームで全裸で泣き叫ぶオッサンに共感してしまった、人との付き合い方が分からないOL。「自己救済」すべく訪れた温泉街のストリップで、ある気づきを得て…。

webアクション

いなくてもいい人としてないがしろにされ、何かと不満の矛先にされてしまう人となっているような、自分が誰にも大切にされていないように感じるそんな主人公が自分を救済するべく旅に出る。
勝手に自己完結せずに自分の考え方と行動一つで見え方が変わってくる。世の中のすべてがそう都合良いとは思えませんが、一歩踏み出して「対話」してみたくなります。


5. 『大事な話がある。』かもがわ圭

(漫画アクション2024年5号掲載、webアクション2024年3月1日掲載)

一つ屋根の下育った3兄弟、一志、宗次郎、ミツル。バラバラな性格の3人だけれど、同じタイミングで母親に「大事な話がある」と連絡し…。

webアクション

「大事な話がある」と息子三人から同時に来るが、一人ずつ話を聞いてみるとそれぞれ一大事で…。
次々に発覚していく事実がコントのようで楽しかったです。


他にもよかった読切あったのでぜひ読んでみてください!

・『KURE』嶋地天太

新世代サンデー賞受賞作品 23年12月期佳作
(サンデーうぇぶり掲載、2024年3月6日)

ギターは上手いけど致命的に音痴な男子と、吃音症だけど歌はきれいに歌える女子のボーイミーツガール話。
コミカルさと真剣さがいい感じにあってよかったです。

・『ランウェイの魔法使い』桜田蘭ノ介

(MAGCOMI掲載、2024年3月5日)

ドレスに魅せられた少年×モデルに憧れた少年。「夢」と「好き」を否定されることから逃げ出した二人が出会い、新たな物語を織り上げる――。

MAGCOMI

挫折した二人が自分のため、互いのために立ち上がって一つのものを作り上げていてよかったです。

・『原始少女ウララ』野島伸司/中山敦支

(少年ジャンプ+掲載、2024年3月3日)

野島伸司×中山敦支!希代の超異才タッグが贈るジェットコースター原始アクションコメディ!!

少年ジャンプ+

作画の中山敦支先生の画力と疾走感の暴力が相変わらず凄まじい!

・『お前が死ぬとき』ボクワタシ

少年ジャンプ+漫画賞2023年秋期 佳作
(少年ジャンプ+掲載、2024年3月1日)

アルバイトを日々こなす少年のもとに現れたのは、自分そっくりの姿をした死神だった。

少年ジャンプ+

絵や構図が上手くてよかったです。これからどういう作品を描いていくのか楽しみです!


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