おすすめ読切マンガ5選+α(2024年2月後半)
毎日何かしらの読切マンガが雑誌やweb、アプリなどで大量に世に発表されて読み切れないと思うので、忙しいひとのために話題になった読切や個人的に響いた読切をピックアップ!
今回は2月の後半です。2月前半の読切を知りたい方はこの下からどうぞ!
1. 『僕の友達』吉田博嗣
(スペリオール2024年6号掲載、2024年2月22日)
狂気狂気狂気!
『令和☆陰陽師』や、読切『やすお』など狂気と現代社会の闇、不条理を描いてきた吉田博嗣先生の新作読切!
田舎の高校への転校初日の訳の分からない奇妙な入りからゾッとする展開とそうはならんだろという先へ連れてかれてたまらない!
2. 『四王天礼子の願望』汐乃鼠
(少年ジャンプ+掲載、2024年2月28日)
面白かった!除霊バトル百合マンガ!
セリフにセンスあるし、すごく大物になりそうなオーラを感じる!
二転三転あってからの合わせ技の名前に笑いました!
これからの活躍にも期待です!
3. 『キヅキノB』福地翼
(週刊少年サンデー14号掲載、2024年2月28日)
うおー!面白かったです!!
福地先生の頭脳戦が大好きなんですがそこはバッチリおさえた上に、特殊な才能をぶつけ合う三打席勝負で痺れました!!
福地先生のキャラってわりと若い(青い)イメージがあるんですが、今回は大人っぽくて大胆でネジ外れてる部分もあったり、構図もダイナミックで二人の駆け引きも楽しくて最高でした!
4. 『怪物の友達』浄土るる
(月刊!スピリッツ2024年4月号掲載、2024年2月27日)
小学館新人コミック大賞で『鬼』が大きく話題になり、その後『ヘブンの天秤』など人の闇や業、罪に向き合うような読切や連載を発表されていますね。
今作もすごかったです…。ひょー…。
学校で友達ができないお金持ちの少女に、親が友達として買い与えたのは人間に限りなく近い人工新生物。二人は仲良くなり学校に連れて行くと人気者になるが…。
相変わらず闇が深いです。フリで気になる部分があったのでその後どうなるのかもう少し先も見たくなりました。
5. 『物語る星』田中空
(少年ジャンプ+掲載、2024年2月21日)
宇宙の語り部は星が持つ物語を語り始める…。
一人の人間が一つの人生では体験し得ないような壮大でいいSFが読めるのは本当に嬉しいですね…。
僕がやってる漫画の話をするポッドキャスト「週刊マンガ獣」に田中空先生にゲストで来ていただいたのでぜひ聴いてみてください!
他にも面白かった読切があるのでこちらもぜひ読んでみてください!
・『傷口と包帯』七井海星
(月マガ基地掲載、2024年2月20日)
性癖…いいですよね、性癖。
特殊な性癖に、この二人だけの関係性があってコメディ色と性癖強めのクオリティが高くて良いラブコメでした。
・『私の命を狙っているのではあるまいか?』ナカタ
2023年12月期JUMP新世界漫画賞
(少年ジャンプ+掲載、2024年2月19日)
わー!興味を引く導入から思わぬ展開!
心配性?すぎて、常日頃から「殺されるのでは?」と考えている男性の日常を描く。
伏線も気持ちよかったので、もう少し先までどうなるか読みたくなりました!
・『希-のぞみ-』実果乃みか
2024年1月期ブロンズルーキー賞
(少年ジャンプ+掲載、2024年2月23日)
熱量のある話でありつつ細部の考察がすごくしっかりされてて、最期の先まで描かれててよかったです!
・『いつか、いつかな』路田行
(FEEL FREE vol.4掲載、2024年2月26日)
ずっとプロポーズできそうでできない話。
路田行先生の漫画はいつも可愛らしくてコミカルで大好きです。
ドキドキしたり、やきもきしたり、悟ったり表情がコロコロ変わって読んでると一緒に表情変わっちゃう!
・『ブーランジェリーくるくる』マコカワイ
(となりのヤングジャンプ掲載、2024年2月23日)
パン屋を訪れた人たちが幸せになっていく様子と、温かみのある絵が良かったです!
・『チャンマスと勇者ちゃん』七月冬至
少年ジャンプ+漫画賞2023年秋期 準入選
(少年ジャンプ+掲載、2024年2月27日)
お互いに話したいと思うが、きっかけを掴めずにいた二人の女子の物語。
二人の関係性というミニマムな問題に特大のきっかけが転がり込んでくる予想外の展開が好きでした。
・『元彼の目』鳩野マメ
(モーニング・ツー掲載、2024年2月29日)
絵は上手いけど自分の世界が無く不満だった主人公が、世界観はあるけど絵が下手で何事もうまく行かず自己肯定感低い男子に目をつけて…。
ほしかったはずものを手に入れても虚しいだけで…。
・『それにしては近すぎる』起田ねぐせ
(週刊ヤングジャンプ掲載、2024年2月22日)
男の子の元へ襲来する年上お姉さんとのラブコメ?だけど、短いページ数ながら中盤から思わぬ展開に。タイトルのオチが効いてて良いです。
・『スイッチ・スプリント』一 陽基
(サンデーうぇぶり掲載、2024年2月26日)
太った主人公と学年一のイケメンで運動もできる男子が入れ替わっちゃって…。
努力を積み重ねてたしかな結果を手に入れてきた者、そうでない者、どんな状況でも覚悟の差は明確に二人を分ける。入れ替わりものでもあまり見ない展開で良かったです。
・『百合拳』井上とさず
(漫画アクション掲載、2024年2月20日)
良い百合守護コメディ。
・『社畜とツンデレウイルス』大田修平
2023年11月期マガジンライズ ゴールド賞
(マガポケ掲載、2024年2月20日)
残業中、会社のPCでアダルトコンテンツを見たことでウィルスにかかってしまうのだが、その進化したウィルスには人格がありデータを人質に取られ消すこともできず翻弄され…。
コミカルでうまく運ぶ展開にワクワクしつつまとまってて楽しかったです。
『猫の手、お貸しします。』卯月よう
(webアクション掲載、2024年2月16日)
不思議で救われる話でよかったです。
猫を亡くす読切だと『シビは寝ている』もとても良いのでぜひ。
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