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心の奥深くに「赤毛のアン」「アニメ世界名作劇場」があった。kitonaの世界

こんにちは、木彫りブランドkitonaの松谷です。

デザイン・切り出し・彫刻・着彩等ほぼ一人でやっています。
前回「7年前なぜ木彫りを始めたのか」の記事の中で「私が描いたドローイングを見てK作家さん夫婦がkitonaのコンセプトのアドバイスをくれた」と書きました。

そのことについてもう少し深く掘り下げていこうと思います。

■ドローイング(落書き)から始まった

最初は何を作っていいかよく分からず色々作ってみるものの迷走してました。イラスト描いてた時と同じであっちこっち、軸がなくイヤな予感。
その時に直感的な危機感から何か描かなきゃと思ってInstagramにアップしたドローイングがこちら。

これをK作家さん夫婦が見て「この世界観、赤毛のアンみたいでいいんじゃない?」って言ってくれました。
そこから作ったのがこちら↓↓↓

■心の奥底にあった風景が見つかった



確かに、よく考えると「アニメ世界名作劇場」のハイウェストなワンピースや暮らしぶりが大好きでした。
あと読書が苦手だった当時中学生の私がなぜか読んだ小説「赤毛のアン」。
これはアンが6人の子持ちになるまでかなりの巻数あったと思います。家にあったので暇な時に読んでいました。

そこには当時の人々の生活が描かれていて何をするにも1から手作り。

お客さんが訪ねてくると分かると数日かけて手の込んだ料理や洋服や、とにかく色んなものをこしらえ、そして自然のうつろう美しさが描かれていました。
当時は「こういう生活、なんかいいな」程度の言語化しか出来ませんでしたが、心の奥に風景としてしっかり残っていたことに20年経って気付きました。

■コンセプトと世界観と、願い



(コンセプト)
kitona→木となにかを合わせた装身具

(世界観)
三つ編みの女の子を取り巻く自然豊かな世界

この2つの柱を元に制作することに決め、作っていくうちに私の〈願い〉が生まれました。

「出来たらまた誰かに継いでいって欲しい」

木は使っていくうちに風合いや味が出てきます。
育てて、また誰かに継いでいってもらえたら。
それがkitonaの願いです。

■嬉しいことに…

娘が生まれたばかりのお母さんがミラーを購入してくれて、「20年私が使って、娘にあげる予定です」とメッセージを頂いた時は本当にやってて良かったなと思いました。20年後を楽しみにしています。

■最後に


kitonaの2020最後の個展「Restart ―再びの庭―」が12/16~27まで大阪@ranbuさんで開催されます。

今回は装身具の他、おうちでも楽しめるように壁掛けレリーフを用意致しました。



コロナ禍で簡単に「ぜひ来て下さい」とは言えないですが店内は広くこまめに喚起されているとのことです。2週目にはオンラインも検討しております。
何卒よろしくお願い致します。

kitona→instagram ☆kitonaHP

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ranbu
大阪市北区大淀南1-4-20 長谷川ビル202,301
tel:06-6345-7122
営業時間:12:30-19:30
定休日:火曜日

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