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繊やか紡がれたる

どこまでも透明で
繊細なあなたは

ともすると
その繊細さがゆえに
たくさんのものを
抱えてしまうかもしれない

それが
苦しみや悲しみに
思えてしまうかもしれない

けれどね

あなたが想うほど
あなたは何かが欠けてるわけではない

あなたが感じるほど
あなたに否があるわけではない

あなたは
欠けてもいないし
否もないし
ましてや
オカシクもない

自分の事を
おかしいんじゃないか
なんて
思わないで

そう思ってしまうことのほうが
ずっと
悲しい


あなたの
その繊細さは

より多くのものを
感じることができ
味わうことができ
受けとることが
出来ているということで

受けとることが出来てしまうがゆえに
混乱してしまうことも
あるかもしれない

どうか

目に見えるものだけが
受け取れてるものだと
思わないで

目に見えて
受け取れているものは
ほんのわずかで
人はそれ以外のものも
たくさん受け取っている

陽の光も そうでしょう?
土の香りも そうでしょう?
あたたかな気持ちも そうでしょう?
季節の気配も そうでしょう?
泳ぐ魚の元気さも そうでしょう?
山々の壮大さも そうでしょう?

あなたの
気持ちや ココロも
そうでしょう?


自然の雄大さを
目の当たりにしたとき
理屈もなく
感じるものがあるように

自分のココロで感じるものにも
理屈がなくたって いい
本当は
ぜんぶに理屈なんて いらないの

なんだか分からないけど嬉しい
なんだか分からないけど悲しい

それで
充分なの

それだけで
いいの


あなたのその繊細さは

人が見落としてしまうような
光の粒がみえていて
草花の囁きが聴こえていて
水の揺らめきをかごうていて

それは
どれも美しく
素敵なことで

その感性が
あなたの世界をひろげ
静けさをまし
深くしみいたり
限りなく響きわたり


森羅万象の
見えないものごとは

あなたに
不安をあたえるためや
悲しみをふやすために
うつろい変わり動いているのではなく

あなたに
喜びや 幸せの
本来の姿を
感じさせてくれているのであり

あなたも
そのひとつであると

そう


あなたの
感じるままに

あなたの
かざした手は
その あたたかさが
その 穏やかさか
大地を伝わり
風のそよぎに乗り
流れる水とともに
幾重のモノゴトに
ヒトに
潤いや和みを与え
そして
森羅万象そのものを
喜ばせ
幸せにしている

その 繊細さが
あなたを
輝かせている

いっときの
不安や悲しみという名の
憩いが訪れたら

どうか それは
森羅万象からの
自然のうつろう合図だと

ただ
いま そうあると

そこに
たたずんで

その 感性を
閉じることなく

そのわずかな囁きが
あなたに響くのを
感じて


あなたは
その
あなたであることが

それだけで

いい


そこにいてくれて
在りてくれて
嬉しい

ありがとう







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