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あふれもの

あなたは
アイ溢れてると知ってるから
恥ずかしいのではないのかな

溢れて溢れて
実はアイでしかなくて

そんなあなたを見せるのが
恥ずかしいのではないのかな

せっかく今まで培ってきた
「私は○○である」というイメージを
壊したくないのではないのかな

でももうアイのほうが
大きく響いてきてしまっているから
どうしてよいか
分からなくなってしまっている
のではないのかな

そしていま
あなたはもうひとつ気がついた

その名前の「私」というものを
創りあげるために
「○○なんだ」と
一生懸命拾ってきては
ペタペタと貼り付けてきたことを

この名前の「私」は
どうやらそういう人らしい

拾ってきては貼り付けて
ようやく出来上がった
いまの名前の「私」

アイ溢れてることを
隠すために 忘れるために
一生懸命こつこつと
拾ってきてはペタペタと

アイが大きくなってきたいま
ひらりひらりと
はがれ落ちて

さてどうしよう
もう隠しきれない


アイが溢れて
その心地よさに
自分がひたってしまったら
せっかく出来上がった
いまの名前の「私」がいなくなってしまう

なんて

逆なのではないのかな

アイにひたり
アイに埋もれてしまったら

それが
アナタだったと
思い出すだけなのだから

もとからある
本来の個性が
さらにパワーアップして
輝き出すだけなのだから

壮大なアイのなかで
アナタという
唯一無二のアイデンティティーが
囲いから出て
自由自在に変化(へんげ)して
駆けめぐる


もうアイが
ふくらみふくらんで
呼吸とともに
ふくらんで

もう
出たくてしかたがない


あとはアナタが
認めるだけで

その
心地よさで
在りたいと


あなたのアイは
あなたをくるみ
そのしぶきは
シャボン玉のように
ふわりふわりと
彼方へ広がり
やがて別のアイと
出逢い 弾け
新たなアイとなり
また駆けめぐる

繰り返し繰り返し
アイが生まれ 変化し


あなたは
アイであっていい

あなたは
アイでしか
ないのだから


オメデトウ!

ありがとうございます。 お受けしたサポートのお気持ちは、この巡りのなかで循環させられるよう、ありがたく使わせて頂きます。感謝致します。