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手鏡日録

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日記です。気まぐれに書いています。
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2024年2月の記事一覧

手鏡日録:2024年2月26日

手鏡日録:2024年2月26日

朝、起動したてのカーナビが二・二六事件の日であることを告げた。
御年95歳の祖母は、雪の銀座を行進する叛乱将校たちを目撃したという。子どもたちには、そんなものを見せたくないものだとつくづく思う。こうした私の思考には、ところどころ祖母の口癖が転写されている。
ずいぶんと風の強い日だ。花粉がしんどい。

2月が終わる前に、書き留めておきたいことがある。
俳句を始めたのが、ちょうど10年前の2月だったと

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手鏡日録:2024年2月20日

手鏡日録:2024年2月20日

長女が、先週から内田康夫の浅見光彦シリーズを読み始めている。
最初は『イーハトーブの幽霊』だった。書店で一緒に浅見光彦シリーズを探したところ、少なくとも20年前に比べて内田康夫作品の品揃えが少なくなっていることに驚いたが、光文社文庫で唯一残っていたこの内田作品を「読んでみたい」と言ったのだった。
続いて図書館で自ら『朝日殺人事件』を借りてきた。どうやら浅見の身元が警察にバレて、警察の対応が180℃

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