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第2弾!レトロコスメ研究会〜デザイン編〜

手の乾燥具合から「冬だな」と感じるそんな歳なぐっさんです。
みなさんこんにちは!
寒くなりましたね〜気がつけばいよいよ今年もあとわずか。思い返すと色んなことがありました!
スマホが壊れたり、ゲームのコントローラーが壊れたり……個人的に良いビッグニュースがなくて泣けます。来年はいい年になるといいのですが!
求む運!!

さてさて今回私の書く記事は、
第2弾!レトロコスメ研究会〜デザイン編〜

どんどん書きますよ〜昔の商品がある限りこのネタを取り上げないわけにはいきません!(使命感)
前回は瓶詰めの水白粉について書きました。こちらから読めますのでぜひ見てください!

今回ご紹介するのは「HOMEI FACE POWDER」です!
前回は昔の化粧品の中身について書きましたが、今回はこちらの缶のパッケージについて分析していきたいと思います。


HOMEI FACE POWDER フォントもいい感じ

このフェイスパウダーはおそらく大正の終わりから昭和初期に製造されたと思われます。HOMEIブランドの立ち上がり年度は1921年の大正の終わり。さらに同じ形状の粉白粉が流行したのが昭和初期となります。

北尾化粧品部の年表はこちら↓


缶のデザイン

植物のすずらんのモチーフですね!すずらんは「純潔」や「幸福」の意味があるそうです。化粧品とのつながりも頷ける装飾のチョイス!すばらしい

装飾様式はアールヌーボー調かと思われます。

アールヌーボー:19世紀末にヨーロッパを中心に生まれた芸術活動やその様式。有機的な曲線や植物などをモチーフにしている優美な模様が特徴】

しかし、この年代ではアールデコと呼ばれる様式が流行し始めているので、アールヌーボーを取り入れているのには少し疑問が残ります。簡単に言うとデザインの流行に乗り遅れちゃったかも?ということです。

アールデコ:欧米を中心とした美術様式、装飾様式。1925年にパリで開催されたアール・デコ博に由来。直線や円弧、流線型など幾何学的なデザインが特徴】

もう一つポイントがあるのですが、缶ということ。そして缶表面は印刷ではなく凹凸のエンボスで表現しています。
同年代の他社粉白粉は紙筒で印刷しているものが多いので珍しいのでは?と思いました。

裏側もかわいい!

レトロコスメの裏側

裏側ってなかなか貴重かもしれませんね!こんな感じです。
¥80のシールが!調べてみると、当時の価格でウン万円!お高めのフェイスパウダーだったようです。
さらに裏面の表記はすべて英語。商品名と製造元が記載されています。

なぜアールヌーボー調で、缶はエンボス加工なのか。裏面は高価な価格と英語表記のみ……

おそらくですが(また資料がないです!)高級感の演出をするためにこのデザインになったのではないでしょうか?
アールヌーボーは豊かさを表す様式です。さらに、缶に施されたエンボス加工。こちらは紙の筒に印刷よりコストがかかるものと思われます。現在でも、金型を起こすいわゆる特注品にはお金がかかるものです。
英語表記なのは当時の西洋文化の流行を取り入れたものでしょう。
となると¥80の価格も頷けますね〜!

ちなみに、中身はからっぽでした。どんなお粉が入っていたのでしょうか……!

答え合わせができないのがもどかしいですが、レトロコスメについて少しでも知識のある方はぜひコメントをいただきたいです!!

最後に現在の北尾化粧品部の商品をご紹介!

KITAO MATCHAピーリングジェルです!

KITAO MATCHAシリーズはアメリカで販売している商品なのですが、人気商品のため日本でも発売している背景があったりします。すっきりとした清潔感のあるデザインが特徴です!

製品の特徴は、抹茶を始めとしたキヌア、アサイー、チアシードスーパーフードの保湿成分を配合。
このピーリングジェルを個人的におすすめする理由ですが、マイルドなのにツルツル肌!です!
実は他社のピーリングジェルをずっと使っていたのですが、ピーリングをし終わると最初はすべすべなのですが、時間が経つとなぜかガサガサに……
しかし、KITAO MATCHAピーリングジェルはガサガサになりませんでした!スーパーフードの保湿のおかげでしょうか?もちろん使用後はお肌ツルツル。化粧水もぐんぐん入ります。
さらに、このピーリングジェルは大容量なので気兼ねなく使えちゃいます!
ピーリングジェルでお悩みの方は一度お試ししてみてください!

こちらの記事でももっと詳しくピーリングジェルについてみんさんが書いていますので、あわせて読んでみてください!

お読みいただきありがとうございました!
次回もよろしくお願いいたします!

筆者:ぐっさん
業務担当:デザイン全般
趣味:古いもの収集、パッケージ収集、旅行、お絵かき、ゲーム

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