数人

職業はダクト工。一応時宗の教師の資格を持っている。積極財政支持。独身の50歳代。帽子が趣味。

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職業はダクト工。一応時宗の教師の資格を持っている。積極財政支持。独身の50歳代。帽子が趣味。

最近の記事

地球最後のフロンティアに挑もうぜ!

 メタンハイドレート開発に関しては賛否が激しく議論されているけど、僕は失敗しても良いからやるべきだという立場に立つ。 理由はそれが有る場所が地球最後のフロンティア(不確実性の塊)だからだ。  「資源大国になる」などの甘すぎる夢を言い過ぎるのはさすがに問題があるけど、 日本には深海という地球最後のフロンティア(不確実性の塊)を沢山抱えており、これを有効活用する努力はどう考えても必須だろうと思う。  正直、メタンハイドレート、レアアース泥、コバルトリッチクラスト、これらは、全部失

    • EV車普及は蓄電池技術と連動させた計画を国が作るべきだ。

       カーボンニュートラルに強い反対をする気はないんだけど、いくらなんでも強引すぎる動きには「ちょっと待て」と言いたくなる。 ユーロと中国の自動車のEV化の動きはさすがに性急過ぎるだろうと感じる。  EV化したとしても発電で二酸化炭素排出量を増やしたら意味がないし、中核になる蓄電池を作る時に二酸化炭素を増やしたら逆に危ない。 その危なさを持った形でEV化を押し進めるのが中国だ。 正直エンジン製造技術で勝てないのでEV化を強引に進めていると見たほうが良い。  ちなみにユーロなどでも

      • カーボンニュートラルより重要な事

          地球温暖化問題を考えた時、二酸化炭素削減だけやれば解決すると思っていたら非常に危険だと思う。 空気中の二酸化炭素含有量が増え、気温が上がっていることは事実だ。 ただ、二酸化炭素排出量が増えたから気温が上がってきたのか? 気温が上がったから、二酸化炭素含有が増えたのか?   これが絶対にどちらかだと特定することは、今の科学では困難だと思う。 ようは、人間の二酸化炭素排出が原因で気温上昇が起こっている可能性だけでなく、他の可能性も有り得ることも想定した上で、地球温暖化問題に取

        • インフレが起こりにくい日本の体質

           インフレの原因の一つに売り手の、抜け駆け行為は有ると思う。 買占めて高値でサバクなどですね。 こういった行為が、頻繁に起こりやすい社会と、起こりにくい社会があって、日本は多分後者。 売り手同士で同調圧力が強く働き、監視しあってるからだと思う。  転売ヤーに対する強い怒りが、日本のネットで駆け巡ったように売り手の抜け駆けは強い禁忌なのだ。 中国だと状況に応じて高く売りつけるは、かしこいとすら見なされることさえあるという。 インフレの原因が売り手の抜け駆けの連鎖だとしたら、社会

          お金を関係(縁起)として考える1(日本仏教者の立場からMMTへ言及)

           お金は全てそれ自体が貸借関係であり、一つのモノとして捉えると本質を見誤ります。 関係である以上、片方に債務、もう片方に債券が発生しており、両方を足すと必ずゼロに成ります。 現金自体が、政府と持っている人の貸借関係そのものなのです。  貸借関係はツケと言っても良いですし、MMTだとIOU(I owe you )と表現します。 お金はモノでは無いので単品では決して成り立ちません。必ずどこかにプラスと同量のマイナスを発生させるのです。  例えば僕個人が鉄板が欲しいと思って頼むとす

          お金を関係(縁起)として考える1(日本仏教者の立場からMMTへ言及)

          松田プランへの私の考察(MMTを踏まえて)

           松田学氏が言っている。デジタル円について考えてみよう。 まず、彼は金利を無くすことが重要と考えていて国債の金利を無くすためと、国債そのものを無くしてしまう為に、国債を暗号資産であるデジタル円にしてしまおうと考えた。  貸借関係によって、国の債務と所持者の債権という形から、共同幻想の富にして、国にとって富、持っている人にとっても富に変えてしまおうという提案なのだろう。  少なくとも帳簿上そういう形にしようという提案だ。 これは兌換紙幣の逆パターンである。 金(共同幻想)の裏付

          松田プランへの私の考察(MMTを踏まえて)

          表層の秩序という自由

          男女の出会いはほとんどが外部との接触になる。 コミティで完結させないのが生命(遺伝子)の必然だから、 だから男女関係のトラブルとかからお金が生まれたはず、出会って関係を持ち、離れていく時。貸借関係を清算する。 それをやらないと相手方のバックに居るコミティが襲い掛かってくる。 人が生きる場所として『家』が根源的なコミニティであったし、家族の間の貸借関係は基本的に不問にかす以外に無かった。 でもその『家』を形作るためには男女関係という基本形が必要とされ、その基本形は必ず外部との接

          表層の秩序という自由

          夜動けば腹が壊れる

           夜働いたり、夜遊びまわったりする率が都会ではどうしても増える。 でも本当は夜は動き回らない方が身体には良い。 これほど夜に動き回るように成ったのは電気を使うように成ってからだ。 人類は誕生からほぼ、ずーっと夜は休む生活を続けて来た。  人間の体内リズムをつかさどる器官は小腸の周りにある。自律神経などと呼ばれる重要な神経の塊だ。心臓のリズムや呼吸のリズムなど脳で変更させられない動きを担っている。実は脳より自律神経の方が上位の存在だったりする。 脳は生命の歴史を見ると小腸周りの

          夜動けば腹が壊れる

          通貨は決済されない貸借関係である。

          金細工職人が大きな金庫を持っていて、盗まれる危険を避ける為に一般の人々は金を金細工職人に預けた。この時発行されたのが金匠手形だ。これは私は金を預かって居ます、「貴方に借りています(IOU)」であり、あくまで金細工職人の負債の証明書である。 この金匠手形が社会の中でぐるぐると回り取引としてどんどん使われるようになった。金をわざわざ取りにやってくる人間はごく少数で、金庫の中には預かった金がしっかり残ったままだった。そのうちこの金匠手形は金そのものより頻繁に取引に使われるので、金

          通貨は決済されない貸借関係である。

          物流と職業と贈与についての考察(布施行の意味を見直す為に)

          まず物流の必然は分業にある。貨幣が無くても物流は必要であり、信頼しあう場所では、家庭や村などのように贈与で十分に成り立つ。貨幣の力は信用が無い関係においても、モノやサービスの流通を可能にする特異性にあり、この特異性を作ったのが税(喜捨)だ! と、MMTの「税が貨幣を駆動する」を踏まえた上で、貨幣論ではなく、物流論にチャレンジしたいと今、考えている。何故、人間のみがこれほど強力な物流を作り上げるに至ったのか?これを考えてみようと思う。 外部との流通において人類はポトラッチを

          物流と職業と贈与についての考察(布施行の意味を見直す為に)

          生存保障JGP(MMTの実践例の提示)

          現在MMTの中で話題に成っているのがJGP(ジョブギャランティプログラム)と呼ばれている政策だ。僕もこれはとても優れた理念だと思う。ただこれをどのように実装させるべきか?がすごく曖昧で分かりにくい。そこで僕自身の仏教の修行の経験をバックに事例を提示してみようというのが今回の趣旨だ。 食べることは仕事だ。 食べなければ死ぬ。 自然界では食べることに全精力を傾けてほとんど全ての生命が動いている。 食べる事を経済学は消費などと位置付けるキチガイ沙汰を行う。 消費者という概念が僕は

          生存保障JGP(MMTの実践例の提示)

          不完全な未来予測能力(あるいは生死の迷い)

          人間を特徴付けるものは様々あるが、その中でも最も大きな特徴は優秀な脳であることは多くの人が認めるところだろう。その優秀な脳の機能の中に、未来を予測することが出来る力が存在する。1日以上の長期の時間を予測して行動を行うことが出来るのは実は人間のみなのだそうだ。 この能力があるから人間は様々な約束や契約などが出来る。明日、約束をして恋人に会うことが出来るのも、3年契約で大リーグに移籍することが出来るのも、国家予算が立てることが出来るのも、この未来予測能力があるからこそ出来るので

          不完全な未来予測能力(あるいは生死の迷い)

          専業主婦はシャドーワークで必死に働いている。

          僕の母は料理を大量に作る。おでんとかラッキョウとか梅干しとかカレーとかローストビーフとかだ。大量に作った料理は親戚やご近所さんとかに配りまくる。 大量に作ってると時間がかかるので、その日の僕の飯は缶詰だけに成ったりすることがよくある。 配るので当然いろんなお返しも良く貰うのだけど、それで結構変わったものが食卓に並んだりする。私の母は賃金労働をしていないのだけど、とても忙しく仕事をしていて、他の人から色々稼いでくる。母は裁縫が苦手なんだけど、隣の人が得意なのでラッキョウとかで

          専業主婦はシャドーワークで必死に働いている。

          お金は大昔から数字と認識され続けてきた

          そこにあるものはそこにあるだけで、本当は誰が使っても良いよね。自然界では全てそうなっている。所有というのは全て人間同士の取り決めやルールだよね。お金をつかうと、所有は変化する。お金とはお互い所有という認識を、他者から自己へ、変化させるだけの数字。お金が変えるのは人間同士の認識だけ。 お金はその時最も回りやすい構造を持ったものがお金になる。様々なモノがお金となり得るが、少なくともお金になったモノはその時、商品では無くなる。商品の尺度としての一次元の数字になるのだ。 取引者の

          お金は大昔から数字と認識され続けてきた

          フェニックスマネー

          一年後に完全消滅する貨幣を5万円づつ2年間毎月全ての国民に配る。それは商品を買って使ったら、時間がリセットされてその貨幣を受け取った相手はまた一年間は完全消滅されない。 こうゆう構造のお金ってデジタル化されれば構築可能だと思うんだけど、これって最強の絶対に回る構造じゃないかな。今みたいなコロナ対策が求められている場面ではこんなことも考えて良いと思う。 364日持っていて、他者に渡すと、死にかけていた価値が、ゼロから誕生して、また364日生き延びる。 これ不死鳥貨幣(フェニック

          フェニックスマネー

          仏教の認識論について1

          仏教の認識論の代表といえるのは、唯識と中論だろう。厳密に言うと両者は異なるのだけれど、あくまで、ガウタマ・シッダールタ(仏様)の考え方(思考法)をさぐる作業の中で生まれたものなので根幹は同じものである。 僕がこれを完全に正しく理解できるはずも無いので、あくまで僕が分かる範囲で活用することしか出来ない。『如是我聞』の精神というか、それにすら達していない若輩だけれど、自分が出来る範囲で必死に活用してみようと思う。 仏教の認識論では現実(実体)そのものと認識はつながっていないと

          仏教の認識論について1