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夜動けば腹が壊れる

 夜働いたり、夜遊びまわったりする率が都会ではどうしても増える。 でも本当は夜は動き回らない方が身体には良い。 これほど夜に動き回るように成ったのは電気を使うように成ってからだ。 人類は誕生からほぼ、ずーっと夜は休む生活を続けて来た。
 人間の体内リズムをつかさどる器官は小腸の周りにある。自律神経などと呼ばれる重要な神経の塊だ。心臓のリズムや呼吸のリズムなど脳で変更させられない動きを担っている。実は脳より自律神経の方が上位の存在だったりする。 脳は生命の歴史を見ると小腸周りの神経の分岐であり、命を守るために小腸より重要性が落ちるのだ。そして神経伝達物質作っている場所も小腸周りに存在する。
 脳は神経伝達物質を移動させたり放出させたり出来ることで意思を操っているように見えるけど、神経伝達物質を作ることが出来ない。あくまでも腹で作ってもらった神経伝達物質の一種の中継点でしかないのかもしれない。
 最新医学でも、脳と腹の関係はまだまだ分かっていないことが多く、腹のものすごい重要性が最近やっと自覚できたという感じだ。ただ東洋医学では腹が健康にとって一番大事だと考えていたし、昔の日本人は腹を大切にする文化をちゃんと持っていたのだ。
 精神的に病む人が多く成ってしまっているのは、夜、動き回る人がやたらに増えてきたからじゃないだろうか? 夜機械を止めると生産性が落ちるからとか、都市部の第三次産業の仕事で夜の方が稼ぎ時に成るとか。 これって長い人類史上すごく異常な事なんじゃ無いだろうか?
 現代人は小腸の周り(腹)より、脳ばかりを大切にしてしてしまう。夜動き回ることは実は腹の自律神経を凄く痛めつける。 そして自律神経失調症から精神の異常に繋がってる人が増えている気がする。
 週休2日でも週休3日でも夜動き回れば、小腸周り(腹)を痛めつけてしまう。 昔の人は週休2日なんてしなかった。ずーっと昼間だけ働き続けるのが普通だった。その代わり夜動き回らなかった(動き回れなかった)。 夜、動き回らされる方が実はブラック作業じゃないのか?
 田舎の農業や建築業だったりすると、夜はほぼ働かない。休みは確かに少ないのだけど、自律神経が壊れて精神に付加がかかってる人も少ないと思う。 少なくともこちらの方が人類の太古からのリズム(周期)に添った生活なんだと思う。 本当のブラック労働って都市部の夜働くや、夜遊ぶの方じゃないのかな。
 夜動くのは脳にとって『楽しい』部分があることは認めるよ。特に若者にとってはね。でも、24時間動き続けることが合理的だという思考法。社会全体でその方向に進むのは凄く危険なのかもしれないことは頭の片隅に入れておいて欲しい。


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